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白梅学園大学 家族・地域支援学科の取り組みが事例集に掲載されました

日本能率協会総合研究所が実施した「令和7年度 社会福祉推進事業」において、本学 家族・地域支援学科の教育実践が、「介護福祉士養成施設等における災害時の介護に係る教育事例集」に掲載されました。

本事例集は、介護福祉士養成課程における災害時の介護教育のあり方を検討する調査研究の一環として作成されたものです。本学では、日常と災害時を切り離さず、「生活支援」という介護福祉士の本質に基づいた教育に取り組んでいます。

災害時の介護に関する授業の狙い

本学の授業では、「災害時であっても介護福祉士の役割は変わらない」という視点を重視し、以下の点を柱として教育を行っています。

1.平時と有事の連続性の理解
災害を特別なものとしてではなく、日常の延長線上にあるものとして捉え、日頃学んでいる生活支援技術が災害時にも活かされることを理解します。

2.非常時における「暮らし」の構築と維持
非常事態においても生活をあきらめるのではなく、「どのように暮らしを支えるか」を主体的に考える力を養います。

3.多職種・地域連携の視点の育成
災害時には多様な専門職や地域との連携が不可欠であることを、実践的な学びを通して理解します。

4.4年間を通じた段階的な学び
入学から卒業までの学びを通じて、災害支援を「自分ごと」として捉え、将来の現場で実践できる力の育成を目指しています。

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学生の理解を深めるための工夫

本学では、講義・演習・地域活動を組み合わせ、多角的な学びを展開しています。

・講義科目(介護の基本・人間関係とコミュニケーション)
映像教材や教員の被災地での体験を活用し、災害時の現場を具体的にイメージできるよう工夫しています。また、避難所運営ゲーム(HUG)を用いた演習を実施しています。


・生活支援技術の授業
移動・排泄・食事などの基本技術を、災害時にも応用できる視点で指導しています(段ボールベッド、ポータブルトイレ、代用品の活用など)。


・地域連携型の実践(白梅防災プロジェクト)
地域の防災イベントに運営側として参加し、小平市社会福祉協議会等と連携しながら、地域との関係づくりや実践力を養っています。


・専門ゼミナール・学際的学び
保育・教育・心理・福祉分野の学生が合同で学び、被災地での実地報告や演習を通じて、多様な視点から災害支援を考えます。


・現場体験・アウトプット重視の学習
実習先での防災訓練への参加や、地域イベントでの発表など、学びを外に発信する機会を重視しています。

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学生の反応と学びの成果

授業や地域活動を通じて、学生には以下のような変化が見られます。

・状況に応じて代替手段を考えるなど、自ら判断して行動する力が育っている
・段ボールベッドの組み立てなど体験的な学習に高い関心を示している
・教員の被災地での体験談に強い関心を持ち、非常に集中して話を聞いている

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今後の課題

一方で、教育実践においては次のような課題も認識しています。

・災害映像の使用にあたっては、学生への心理的配慮が必要であること
・学生が「自分が被災した場合や支援に入る場合の行動」を具体的にイメージすることの難しさ

本学では今後も、地域と連携しながら実践的な学びを深化させ、災害時においても人々の「暮らし」を支えることのできる人材の育成に取り組んでまいります。

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子ども学部

家族・地域支援学科

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