DEI推進にむけて

DEI推進

白梅学園大学・白梅学園短期大学 DEIに向けて

近年、大学においては、学生一人ひとりの多様な背景や学び方を尊重し、公正で包摂的な教育環境を整えることが重要な課題となっています。国際的にも、Diversity(多様性)、Equity(公正)、Inclusion(包摂)を柱とするDEIの理念が広く共有され、大学における教育・研究・学生支援のあり方を見直す動きが進んでいます。

本学においてもこれまで、学生健康支援室、学生相談室、学生生活支援室、学修相談窓口、障害学生等支援委員会と、各部署が連携しながら学生支援に取り組んできました。こうした取り組みをさらに発展させ、学生一人ひとりの学びと学生生活をより包括的に支える体制を整えるため、本学はDEIの理念に基づく基本ポリシーを定めます。

本ポリシーは、多様性を「特定の学生個人の属性」として「個人モデル」で捉えるのではなく、多様性を「社会モデル」でとらえる視点から、すべての学生がもつ違いを前提とした教育環境を実現することを目指すものです。学生一人ひとりが尊重され、安心して学び、参加できる大学コミュニティを育むことを通して、本学の教育理念をさらに発展させていきます。

DEIポリシー 基本理念

1.本学のDEIに対する基本的立場

本学は、多様性(Diversity)を「特定の学生を示す属性」ではなくすべての学生がもつ違いの存在を前提とする概念として位置づける。

学生のもつ背景、経験、価値観、学び方は多様であり、それらの違いは本学の教育・研究環境を豊かにする基盤である。

2.多様性の理解

本学が重視する多様性とは、性別、障害、健康状態、文化的背景、社会経済状況、年齢、生活環境、学習特性などに限らず、あらゆる違いを含む普遍的な前提である。

多様性は「支援が必要な学生」を指す概念ではなく、全ての学生が固有の違いをもつという認識を共有するための視座として捉える。

3.公正(Equity)の実現

本学は、学生がもつ違いによって学修や学生生活に不利益が生じないよう、制度・環境・情報提供のあり方を常に見直し、公正な学びの機会が保障されるよう調整する責任を負う。その一環として、障害・発達特性、精神的健康、経済的困難を含む個別の相談支援を充実させるとともに、より広い学生層に開かれた支援体制を整備する。

4.包摂(Inclusion)の推進

本学は、学生同士および教職員との関係性の中で、互いの違いに気づき、対話を通じて理解し合う文化の醸成をめざす。誰もがキャンパスの一員として尊重され、参加しやすい環境を整えることが、インクルージョンの核心である。

5DEIの推進体制

本学は、学生支援の枠組みを拡張し、これまで個別支援として扱われてきた領域にとどまらず、すべての学生の学びと生活を支える包括的体制を構築する。具体的には、学生健康支援室・学生相談室・学生生活支援室・学修相談窓口・障害学生等支援委員会の連携を強化する。

6.本ポリシーの目的

本ポリシーは、本学が「多様性を背景とするすべての学生の学びを尊重し、公正かつ包摂的な教育環境を実現する」という方向性を内外に示すものである。DEIは個別の支援措置に限定されるものではなく、大学の教育理念を根底から支える考え方として継続的に発展させていく。