子ども心理学科

心理学を学び、困難を抱えた子どもたちの幸せを実現する、心理・発達支援のプロフェッショナルをめざす

子ども心理学科では、心理学の知見を基礎として、乳幼児期から成人期に至る長い期間の発達について理解を深め、そこで生じる諸問題への心理的教育的なアプローチの仕方を学び、心理的援助を必要とする人々や発達において困難を抱えた人々を理解し、支援できる専門性を身につけていきます。

子ども心理学科の特徴

Feature 01

保育・幼児教育を学ぶ

特別な支援を必要とする子どもを含めた「インクルーシブ保育・教育」のあり方について理解し、子どもの多様な個性としてとらえていく視点を学びます。

Feature 02

子どもと家族への心理的支援を学ぶ

人との関係におけるつまずきや、生きづらさを抱える子どもとその家族への援助を始め、保育·幼児教育に必要な心理的支援を学びます。

Feature 03

心理学を学ぶ

講義や演習·実験を通して、心を科学的に探究する心理学の基礎分野を幅広く学びます。心の仕組みや働き、行動の一般的法則についての理解も深めます。

Feature 04

赤ちゃん学を学ぶ

近年研究が進む、赤ちゃんの持つ様々な能力を解明する新しい学問領域です。発達のプロセスを運動や知覚、言語などの側面から多角的に学びます。

4年間の学びの流れ

1年次

文献の調べ方やレポートの書き方など、基礎的な研究作法を身につける。幼稚園や子育て支援センターを訪問し、実際の現場の理解を深める。

2年次

生涯にわたる人間の心理発達について理解し、確かな知識を身につけ、心理学実験などを通じて、専門知識と方法論を修得する。

3年次

発達をめぐる課題に対し、心理学の知見に基づく自己の考えを持ち、ゼミナールや実習を通して実践力を養う。

4年次

学びの集大成として卒業研究に取り組み、人間の心理発達への理解を深める。

子ども心理学科が
めざす人材像

近年、教育・保育現場では、発達障害や知的障害などの困難を抱えた子どもたちやその家族への理解・支援の必要性が高まっています。子ども心理学科の4年間で心理学の基礎から応用まで学ぶことで、心理学の知見と技術を兼ね備えた保育者をめざすとともに、将来、医療分野や福祉分野において心理職の仕事をめざすことも可能です。
卒業後の進路としては、主に公立や私立の保育園、私立幼稚園への就職が大半を占めていますが、社会福祉施設や病院、行政機関の心理職として就職する卒業生も毎年一定数います。現場からは、その専門性と総合的な人間力が高い評価を受けています。