髙田ゼミナールでは、「小平親と子のよい映画いをみる会」が主催する上映会のお手伝いに参加させていただきました。この会は、1970年代に、子育て中の父母と教師たちによって「子どもたちによい文化を届けたい」という思いで誕生したもので、コロナ禍を経て再開すること第67回だそうです。保護者や市民が中心に、小平市、小平市教育委員会、市内幼稚園、保育園の協力を得て半世紀にわたって続けられてきた取り組みも、スタッフの高齢化などにより継続が難しいとお聞きしました。
　5月に開催された今回は、インクルーシブの考え方に基づいて、多くの親子が会場を訪れました。髙田ゼミナールの3年生が、保護者やスタッフの皆さまのお手伝いをしながら、さまざまな子どもたちが映画を楽しむことができるように試行錯誤しながら取り組みました。
　開演前の待機時間には、なかなか受け入れてくれない子どもたちの思いや個性に戸惑いながらも、保護者の方から、意思の疎通を図る方法を教えていただいたり、頼られることに喜びを感じたりしながら、学び多く楽しい時間を過ごすことができました。
　上映が始まると、映画に集中する子どもたちが多く、文化に触れることの意味を再確認するとともに、主催者や保護者の皆さまの思いに心を寄せるひとときとなりました。

子ども学科（共学）

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髙田 文子 教授

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