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子ども学科ゼミナール活動紹介 村上ゼミ「石川県珠洲市を訪問と親子向けワークショップ」1日目

2025年6月20日 09:00

子ども学科村上ゼミでは、517日―118日(12日)に、4月からゼミに加わった3年生を中心に、石川県能登半島地震の被災地である石川県珠洲市を訪問し、現地の復興状況の視察と同時に、親子向けワークショップを行いました。今回が3回目の訪問になります。

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1日目は、石川県能登半島地震の後興支援ガイドツアー「リブート珠洲」に参加をして、被災地である珠洲市の現状について学びました。指定避難場所として使用されていた宝立小中学校や仮設住宅に足を運び、避難当時の状況について、具体的にお話をうかがいました。

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その中でとくに印象に残っているのは、避難所に臨時で作られた「自衛隊風呂」です。入浴時間は120分にて、混んでいる時は2時間程並ばないとお風呂に入れなかったそうです。

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次に足を運んだのは、「軍艦島(見附島)」です。軍艦島を前に、震災前後の写真を見比べて、島の一部が崩れてしまい、軍艦島といえないような島の形になってしまったことを知りました。

崩壊した島の姿を見て、これほど大きい島も崩してしまうほどの威力が津波にはあることを実感しました。

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実際に海岸を歩いてみると、落ちている木や震災後そのままの建物には今も海藻や土砂が残っており、津波の痕跡が1年半を過ぎた今も残っていました。

さらに飯田港では、津波の影響が当時のまま残っていました。海に面している船着場は地盤沈下により一部が海に浸かっている部分などがありました。

待機所として使われていた建物はガラスが割れたままであり、建物内には崩れた家具などがそのまま残っていました。

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この待機所をはじめ、被害を受けた建物が次々と解体されているそうです。更地になるに伴い、この地震があったという記憶や形がなくなってしまう、忘れ去られてしまうという現地の方の声を聞き、復興とは何か、改めて複雑な気持ちになりました。

(2日目に続きます)

村上 博文 准教授

子ども学科

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