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〈家族・地域支援学科〉森山専門ゼミナール-韓国の介護・福祉視察報告-

2017年4月12日 15:00

森山専門ゼミナール(3年生)では、2017324日~28日にかけて

「韓国介護・福祉視察研修」に出かけました。

 

韓国の介護保険(老人長期療養保険)制度や韓国の介護職事情、

社会福祉サービス全般のレクチャーとともに、老人専門療養院(日本の特別養護老人ホーム)、

老人デイサービスセンター、老人福祉館、保育園、障がい者の作業所などを視察しました。

 

ソウル市麻浦区にある成山老人デイサービスセンターの代表とセンター長は、

日本の大学・大学院で学位をとり、社会福祉士・介護福祉士の資格を取得した方々です。

今年の森山ゼミの3年生は全員が介護福祉士資格取得希望者ということもあり、

利用者の方への足浴体験の場を準備してくださいました。

 

学生たちは利用者の方々の中にすっと入っていき、

言葉が通じない中でも身振り手振りで表現し、

表情などを観察しながら非言語でのコミュニケーションを図っており、

さすが「対人援助職の卵」だと感心しました。

また、朝鮮半島の代表的な民謡である「アリラン」を歌わせていただき、

利用者の方の手拍子と合唱のなかで楽しい一時を過ごさせていただきました。

 

さらに現地では、石川県にある金沢大学大学院の院生で中国からの留学生(2名)とも合流し、

日本・韓国・中国の人たちとの多文化交流も出来ました。

国の制度や社会的背景が異なっても、日々の生活の豊かさを求める気持ちは同じです。

志を同じくする人たちとの出会いは、心に残る体験でもあります。

多様な価値観を受け入れる一歩につながったのではないかと思います。

 

視察中に出会った皆さまに、この場をお借りして感謝申し上げます。

 

 

 

足浴.jpg    アリラン.jpg

   足浴の様子      利用者の方とアリランを歌う様子

 

 

(森山 千賀子) 




森山 千賀子 教授  家族・地域支援学科

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