
子どもと 家族、地域 をつなげる、福祉・支援のプロになる
家族・地域支援学科では、社会福祉の学びを基礎として、子どもをめぐる環境や家族、地域、学校等におけるさまざまな問題・課題について理解を深め、困難な状況に置かれている子どもや日常生活を営んでいく上で支障ある障害者、高齢者らを支援できる能力や技術の修得をめざします。それらの学びを通して、子ども家庭福祉、障害者福祉、高齢者福祉、地域福祉、学校教育などの分野で活躍できる人材を養成します。
家族・地域支援学科の特徴
~社会福祉の制度や仕組みを理解する~
家族や地域の支え合う関係が希薄になりつつある現在、現代社会が抱える問題や課題について理解を深めていきます。社会福祉の歴史や制度、新しい支援の仕組みづくりなど、福祉の理論と実践方法を学び、一人ひとりが尊厳を持って豊かに生きていくための社会のあり方について考えていきます。
~より幅広く、高度な援助の力を身につける~
困難を抱えた人をサポートする仕事としてソーシャルワーク(社会福祉援助技術)とケアワーク(介護福祉援助技術)があります。この2つの援助技術について理論的、実践的に学びます。関連ある2つを並行して学ぶことにより、介護学を身につけたソーシャルワーカー(社会福祉士)、マネジメント力を備えた介護福祉現場のリーダーをめざします。
~地域の課題を知り、地域づくりを考える~
人びとの生活基盤である地域社会の現状を知り、地域が抱える問題や課題について理解を深めていきます。地域の問題解決に取り組むコミュニティワーク(地域支援の技術)や福祉制度の向上をめざすソーシャルアクション(社会的活動)など、多様な地域支援の方法を学び、皆が生き生きと暮らせる地域づくりをめざします。
~子どもの問題を幅広い視点でとらえる~
いじめや不登校、児童虐待、子どもの貧困、教育機会の不平等など、子どもたちをめぐる問題は複雑・多様化しています。これらの問題を家庭、学校、地域と幅広い視点から考えていきます。児童ソーシャルワーク、スクールソーシャルワーク、小学校教育などを学び、福祉と教育の両面からの支援について理解を深めます。