白梅学園大学
白梅学園短期大学
お知らせ
2017年9月14日 17:00
本の概要
平成29年3月に告示された幼稚園教育要領 保育所保育指針 幼保連携型認定こども園教育・保育要領のポイントをわかりやすく紹介。さらに、それらをどう具体的に日々の子どもへの対応の中で活かすとよいのか、わかりやすいイラストで例を示しました。何が新しく変わったか、何をすればよいかが一目でわかる一冊です。
目次(一部)
Chapter 1 3法令に共通するポイント
平成29年の改訂(改定)は、なぜ3法令が同時に行われたのか
ポイント1)幼児教育において育みたい資質・能力
ポイント2)幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(10の姿)
ポイント3)主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)
ポイント4)小学校教育との接続
Chapter 2 幼稚園教育要領 改定のポイント
ポイント1)幼児教育における「見方・考え方」
ポイント2)カリキュラム・マネジメント
ポイント3)ねらい及び内容の加筆について
ポイント4)特別支援教育、海外から帰国した幼児への対応
ポイント5)預かり保育と子育ての支援
Chapter 3 保育所保育指針 改定のポイント
ポイント1)養護及び教育を一体的に行う保育
ポイント2)乳児保育と1歳以上3歳未満児の保育
ポイント3)保育所保育における幼児教育
ポイント4)健康及び安全
ポイント5)子育て支援
ポイント6)資質・専門性の向上、キャリアパスに対応した研修計画
ポイント7)小規模保育、家庭的保育
Chapter 4 幼保連携型認定こども園教育・保育要領 改定のポイント
ポイント1)多様な保育時間、多様な保育経験の子どもたちへの対応
ポイント2)2歳児から3歳児への保育の移行
ポイント3)子育ての支援
ポイント4)登園する子どもと登園しない子どもがいる期間中の配慮
ポイント5)災害への備え
など
著者より一言
今回の改訂では、3法令が同時に改訂されました。これは、「幼稚園も保育所も幼保連携型認定こども園も、日本の大切な幼児教育施設」として位置づけられたからです。子どもたちに向き合っているみなさんには、改めて法令をよく読み込み、これまで丁寧に積み重ねてきた保育や指導を見直し、どのような子どもたちを育てるのか、よりよい幼児教育・保育とは何かを考えていただきたいと思っています。
著者より一言
今回の「保育所保育指針」の改定には、2つの大きな特徴があります。1つは、乳児保育と1歳以上3歳未満児の保育のねらい及び内容の記載を充実させたことです。もう1つは、保育所が初めて日本の「幼児教育施設」として位置づけられたことです。保育・幼児教育に携わっているみなさんには、幼稚園も保育所も幼保連携型認定こども園も、日本の最も大切で基礎的な時期における教育機関としての役割を、本格的に期待されるようになってきたと理解していただきたいと思います。
(著/無藤隆 汐見稔幸 学陽書房、2017年8月発行、1200円+税)