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第9回 白梅子ども学講座(第1回~第3回を行いました。)

2015年10月17日 11:28

第9回 白梅子ども学講座

「保育を」支える・「保育で」支える~保育ソーシャルワークの可能性~

保育ソーシャルワークとは、あまり聞き慣れないことばかもしれません。専門職としては、保育は保育士・幼稚園教諭が担い、ソーシャルワークは社会福祉士が担うものと、社会的に位置づけられてきました。しかし、保育現場とそれを取り巻く地域社会では、複合的な問題が重層的に存在することが見えてきました。保育で見られる子どもの様子の背景に、親や家族や地域社会の抱えるさまざまな困難が見られることが多くなってきており、保育者の悩みも深くなってきています。

 今年度の講座は、そうした実態を踏まえて、保育ソーシャルワークという視点が何をもたらすのかを中心に、さまざまな立場、さまざまな視点のかたがたが自分の思いや実践を持ち寄ってとことん考える講座となりました。ときには、保育者の視点とソーシャルワーカーの視点がぶつかって、そこからまた豊かな土壌が見えてきているように感じます。副題に保育ソーシャルワークの可能性とありますが、異なる視点から見ることによって、保育およびソーシャルワークの新たな地平も見えてきているように思います。

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(第1回の模様 左:長谷川俊雄先生 右:汐見稔幸先生)

4,5回目を11月1日、1月10日に行います。保育ソーシャルワークを学びたいかただけではなく、保育をもう一度見直したい、ご自分の可能性を広げたいかたにもご参考になるかと思います。ご参加お待ちしています。 

白梅学園大学子ども学部准教授 市川奈緒子

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