白梅学園大学

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心理学の新たな可能性をめざします。発達臨床学科のこれからにご期待ください。

2014年10月21日 21:10

発達臨床学科教授 無藤隆

心理学の知識を現場で活かせる保育者・教育者をめざします

発達臨床学科の特色は、心理学の知識を幅広く学ぶことと併行して、幼稚園教諭、小学校教諭、特別支援学校教諭の免許、そして、2015年からは保育士資格も取得できることです。4年制大学のカリキュラムでしっかりと心理学の専門知識を身につけた保育者・教育者となることで、教育の現場で子どもたちだけでなく、その保護者や教員、周囲の人たちも含めて、心理面での総合的な支援をすることができるようになります。
また、心理学を通して障害を持った子どもや指導が難しい子どもに関する専門性を高めることにより、幅広い現場に対応できる人材として活躍のフィールドも広がっていきます。子どもを中心として、心理学の知見を現場に活かす。それが、『発達臨床』という学科名の意味なのです。

「認定こども園」の増加で就職先の間口が大きく広がります

「認定こども園」の増加で就職先の間口が大きく広がります2015年以降、国の政策によって「認定こども園」が大きく増加する傾向にあり、最終的には全国で数千から1万ぐらいの数になると予測されます。そこでは幼稚園と保育所の機能を持つため、スタッフは幼稚園教諭と保育士両方の免許・資格を持っていることが望まれます。
また、待機児童問題もあって保育所は不足しており、社会的に保育士のニーズも高まっています。特に、首都圏ではこの傾向が強いため、2つの免許・資格を持っている人材は、幼稚園・保育所・認定こども園から幅広く、安定した求人が期待できると考えられます。さらに、国では幼稚園教諭・保育士の待遇改善にも前向きで、専門性を持って、高齢になるまで働きたい人たちの要望にも応えられる職場になることが期待されています。

体験的・実践的な学びを重視したカリキュラムが魅力です

発達臨床学科の学びは、心理学の基礎をきちんと学べるカリキュラム構成であることが一番の特色です。さらに、地域の住民たちが集まる「白梅子育て広場」や幼稚園・小学校でのインターンシップなど、子どもたちや保護者の方、地域の人たちと触れあうさまざまな機会が設けられていて、実際に子どもたちと遊んだり、保護者の方と話したりする中で、授業で学んだ知識や技術を活かせるだけでなく、大学の中だけではできない貴重な体験に出会えることもあります。2015年4月から保育士養成課程が設置されますが、子ども学科があるメリットを活かして、既存のカリキュラムに保育系科目を増設する形で、心理学を学びながら無理なく保育士資格を取得できるカリキュラムとなっています。

「子ども学科」との違いは?

「子ども学科」との違いは?-子ども学・教育学が学びのベースとなる子ども学科-
白梅の子ども学科は、創立以来の"保育の白梅"という伝統を引き継いでいて、子ども学、教育学が学びの中心であり、保育・幼児教育のプロフェッショナルである先生方が揃っています。保育・幼児教育をトータルに学ぶとともに、保・幼・小の連携に対応した小学校教育との関わりや、社会福祉(ソーシャルワーク)、子ども文化などについて理解を深めていきます。「現場に強い保育者育成」という理念のもとに培われてきた教育ノウハウは、発達臨床学科の保育士養成課程にもしっかりと活かされています。

 

心理学と子ども学のどちらの専門性を活かしたいかが重要です

発達臨床学科は、カリキュラムの半分は心理学に関する科目であり、「発達」「障害」「支援」について理解を深め、障害児保育や特別支援教育について専門性を高めていきます。子ども学科と発達臨床学科で取得できる資格・免許や卒業後の進路は類似していますが、自分の興味・関心や将来の目標に合わせて、心理学と子ども学、どちらの専門性を活かしたいかによって選択すればいいでしょう。 発達臨床学科は、「心理学」という切り口の中で、子どもと関わりたい、支援したい、何か役に立ちたいという思いを持った人にピッタリの学科です。また、心理学は一方で自己理解につながります。その学びを通して、自分をどう理解するか、世の中とどう関わっていけるかを追究することもできます。最初のきっかけは「子どもが好き」という単純な気持ちでもまったく問題ありませんが、とても理論的かつ実践的な学問なので、自分から興味を持ってアクティブに学びたい人を歓迎します。

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