◆授業科目の目的◆ 身近な自然環境やモノの音や音色、人の声や楽器等に親しむ経験を通し、子どもの発達と「音を介した表現」に関する基礎的な知識と技術を習得する。
さらに、表現にかかわる教材等を活用し、子どもの遊びを豊かに展開するための技術を習得する。
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◆授業科目の到達目標◆ ピアノに関する技術を習得する。
「音を介した表現」を豊かに展開するために必要な知識と技術を習得する。
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◆授業の概要(テーマ)◆ 「音楽I」90分間の授業の内、45分間を「ピアノ」の学習とする。
ピアノの技能は、初学者、経験者によって差がみられるため、個別指導を基本とする。指導の際には、IからVIまでのグレードに分け、各学生の能力に応じた指導を行っている。そのため、授業内容は各学生によって多少異なるが、以下に標準的な授業計画を示す。
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◆授業計画と授業内容◆
1. |
オリエンテーション |
16. |
イ短調の音階とカデンツ |
2. |
右手ト音記号の練習 |
17. |
ヘ長調の音階とカデンツ |
3. |
左手へ音記号の練習 |
18. |
持続音の練習 |
4. |
八分音符の練習 |
19. |
ニ短調音階とカデンツ |
5. |
タイと付点4分音符 |
20. |
変ロ長調音階とカデンツ |
6. |
スタッカートの練習 |
21. |
ト短調音階とカデンツ |
7. |
三連音符の練習 |
22. |
変ホ長調音階とカデンツ |
8. |
指をくぐらせる練習 |
23. |
半音階、《ワルツ》 |
9. |
ハ長調音階とカデンツ |
24. |
いろいろな調の練習 |
10. |
ト長調音階とカデンツ |
25. |
アルペッジョの練習曲 |
11. |
ニ長調音階とカデンツ |
26. |
《おべんとう》伴奏法 |
12. |
イ長調音階とカデンツ |
27. |
後期実技試験課題曲の指導(1) |
13. |
前期実技試験 |
28. |
後期実技試験課題曲の指導(2) |
14. |
前期のまとめ(1) |
29. |
後期実技試験 |
15. |
前期のまとめ(2) |
30. |
「園の一日」伴奏法、後期のまとめ |
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準備学習のアドバイス |
事前学習として、簡単な楽譜に親しんでおいてください。
事後学習としては、2年次の「音楽II」において弾き歌いを学習します。そのため、1年次の春休みには、幼児曲の伴奏の課題を数曲課しますので、練習しておいてください。 |
成績評価方法と評価基準 |
毎時間の取り組みと音楽実技試験で評価。IIIグレード以上修了すること。単位取得に必要な出席時数は、授業時数の3分の2以上。素点50点満点(30点以上合格)。基礎理論・声楽の素点と合計し評価。 |
テキスト |
鷲見五郎『やさしくたのしいピアノメソード改訂版』共同音楽出版社。
秋山治子『子どものうた楽譜集』小学館。『バイエルピアノ教則本』。 |
連絡先(メールアドレス) |
E210研究室 s-nagai@shiraume.ac.jp |
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