白梅学園 授業概要(シラバス)2012
サブタイトル 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 LD等教育総論 堀江 まゆみ 後期 講義
◆授業科目の目的◆
LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)、ASD(自閉症スペクトラム障害)などの発達障害の特徴と学級の中で起こる学習やコミュニケーションの困難との関係について理解する。その上で、発達障害のある児童・生徒の教科学習とコミュニケーションをサポートするための考え方と具体的な方法、教材の作成等について学ぶ。
◆授業科目の到達目標◆
LD等の発達障害の心理・生理・行動特徴を知る。
学級におけるLD等の発達障害の学習やコミュニケーションの困難と支援のあり方について理解する。
発達障害のある児童・生徒の教科学習とコミュニケーションをサポートする方法や教材の作成を行う。

◆授業の概要(テーマ)◆
この授業では、通常学校や学級に通うLD等の発達障害のある児童・生徒への教育や支援の考え方を学ぶ。特に、LD等の障害特徴にあわせた学習支援の考え方や教材の作成についても具体的に演習形式で行う。
◆授業計画と授業内容◆
1.LD等発達障害の概念と行動特徴、二次障害について
2.学習障害(LD)の支援―基本的な考え方とアセスメント
3.学習障害(LD)の支援―学級内での場面や問題に応じた支援のあり方
4.学習障害(LD)の支援―障害特性に合わせた教科指導と教材―1
5.学習障害(LD)の支援―障害特性に合わせた教科指導と教材―2
6.注意欠陥多動性障害(ADHD)の支援―基本的な考え方とアセスメント
7.注意欠陥多動性障害(ADHD)の支援―学級内での場面や問題に応じた支援のあり方
8.注意欠陥多動性障害(ADHD)の支援―障害特性に合わせた教科指導と教材
9.広汎性発達障害(PDD)の支援―コミュニケーション面、学習面の困難の理解
10.広汎性発達障害(PDD)の支援―学級の中でのコミュニケーション支援と教材
11.発達障害のある児童・生徒の社会性の発達における課題ーSSTの理解と支援
12.発達障害のある児童・生徒の社会性の発達における課題―自尊感情・自己効力感の理解と支援
13.発達障害のある児童・生徒の支援ー障害特性に合わせた教材作成―1
14.発達障害のある児童・生徒の支援ー障害特性に合わせた教材作成―2
15.発達障害のある児童・生徒の支援ー障害特性に合わせた教材と発表

準備学習のアドバイス 授業の中ではプリントを配布しながら進める。また、後半の授業ではグループ活動により実際に教材を作成し発表するので、図書館やインターネット等で実践報告集や教材集などを見ておくこと。
成績評価方法と評価基準 平常点はふだんの授業とグループ活動での参加の状況を評価する。教材作成評価点は、障害特性を理解した教材を作成しわかりやすい発表をすること、レポート内容から評価する。
テキスト 授業の中で適宜紹介する。
連絡先(メールアドレス) mayumi@shiraume.ac.jp
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