白梅学園 授業概要(シラバス)2012
サブタイトル 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 肢体不自由者の心理・病理・生理 国分 充 前期 講義
◆授業科目の目的◆
肢体不自由の心理・生理・病理の基本的概念について知る。
◆授業科目の到達目標◆
①脳の生理心理学の基本を、運動機能を中心に知る。
②脳障害と運動機能障害の関係の概要について知る。

◆授業の概要(テーマ)◆
現在、肢体不自由を引き起こす疾病は、脊髄まで含む広い意味での脳に起因するものがほとんどである。そのため、脊髄から大脳にいたる脳の解剖学的構造と生理心理学的機能について概述しながら、脳の障害がどのような運動機能障害、すなわち肢体不自由を引き起こすかをみていく。
◆授業計画と授業内容◆
1.脳についての基本的な知識1―ニューロン、シナプス等
2.脳についての基本的な知識2―脳の解剖の基礎
3.脳と肢体不自由1(脊髄の解剖生理学)
4.脳と肢体不自由2(脊髄の生理心理病理学―ポリオ、二分脊椎、弛緩性麻痺等等)
5.脳と肢体不自由3(小脳の解剖生理学)
6.脳と肢体不自由4(小脳の生理心理病理学―失調症等)
7.脳と肢体不自由5(大脳基底核の解剖生理学)
8.脳と肢体不自由6(大脳基底核の生理心理病理学―パーキンソニズム・アテトーゼ等)
9.脳と肢体不自由7(運動野の解剖生理学)
10.脳と肢体不自由8(運動野の生理心理病理学―痙直型麻痺等)
11.脳と肢体不自由9(前頭前野の解剖生理学)
12.脳と肢体不自由10(前頭前野の生理心理病理学―種々の行為の障害)
13.脳性まひの原因論1(脳の発生と障害)
14.脳性まひの原因論2(低酸素脳症、黄疸、未熟出生等の意義)
15.脳性まひの原因論3(脳性まひの特徴と支援)

準備学習のアドバイス 脳に関する入門書などを読んでおくと理解しやすいでしょう。
成績評価方法と評価基準 出席及びテスト
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