◆授業科目の目的◆
家族心理学の視点から、現代社会における家族のありようや、家族を取り巻く今日的な問題に目を向け、家族関係の捉え方や現場での家族支援について学ぶことで、広い意味での家族援助の方向性を探っていく。
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◆授業科目の到達目標◆
現代の家族のありようや、家族関係、養育の問題などに関する理解を深め、家族療法の理論や基本的な技法についても習得する。
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◆授業の概要(テーマ)◆
家族の多様性や今日的な問題について、家族心理学の視点から検討する。また、家族の生涯発達理論をはじめ、家族理解に役立つ理論および家族療法の基本的な技法を学習する。必要に応じてビデオの視聴や、グループ・ディスカッションなどを行って家族援助に対する理解を深めていく。
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◆授業計画と授業内容◆
1. | ガイダンス 授業の目的と進め方など |
2. | 家族とは 家族の多様性など |
3. | 社会的文脈の中の家族 |
4. | 家族の発達段階 |
5. | 家族の関係 夫婦関係 |
6. | 家族の関係 親子関係 |
7. | 家族の関係 子どもの育ちと今日的な課題 |
8. | 家族理論に役立つ臨床理論(1) |
9. | 家族理論に役立つ臨床理論(2) |
10. | 家族理論に役立つ臨床理論(3) |
11. | 家族療法の実際(1) |
12. | 家族療法の実際(2) |
13. | 家族療法の実際(3) |
14. | 家族をめぐる心理学の課題 |
15. | まとめと授業内レポート |
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準備学習のアドバイス |
テーマに即した参考文献については、その都度、授業の中で紹介するので、事後学習によって理解を深めてください。 |
成績評価方法と評価基準 |
出席の状況、レポート、および試験で総合的に評価をする |
テキスト |
「家族の心理」 平木典子・中釜洋子 共著 サイエンス社 |
連絡先(メールアドレス) |
fukumaru@shiraume.ac.jp |