白梅学園 授業概要(シラバス)2012
サブタイトル 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 発達臨床実験法 金子 尚弘・多喜乃 亮介・堀江 まゆみ・太田 礼穂 後期 演習
◆授業科目の目的◆
基礎的な心理学実験に参加し、実験者と被験者の両者を体験することを通して、実験心理学的な問題設定がどこにあり、人のどのような側面についてどのような検討を加えているのかを理解し、データに基づいて考察を進める態度を学ぶ。同時に、実験的手法、データの収集と処理法、数量化や図式化、レポートのまとめ方などを習得する。
◆授業科目の到達目標◆
① 基礎的な発達臨床実験の意味の理解
② 実験的手法の修得
③ データの収集と処理法、数量化や図式化の修得
④ データに基づく分析の修得
⑤ レポートのまとめ方の修得

◆授業の概要(テーマ)◆
発達臨床を学ぶため、基礎的な心理学実験を行い、実験データの収集、データ分析、レポート作成を行う。
 実験は短期記憶、要求水準、脳波測定、Y字迷路学習の4種類である。(予定)

◆授業計画と授業内容◆
1.4種類の実験について、4班(1班12~13名)に別れ、3回(3週)ずつ行う。
2.実験は、担当教員からその目的、方法について説明を受けた後、互いに実験者あるいは被験者となって実験を行い、データを収集する。
3.実験完了後、担当教員からデータの処理法、考察の要点、および解釈の方法等、レポートの作成に必要な要点についての説明を受け、
4.次回の実験の前日までに各自レポートを作成し、翌週までに提出する。
5.実験テーマ(予定)
6.① 短期記憶
7.② 要求水準
8.③ 脳波測定
9.④ マウスのY字迷路学習
10.オリエンテーションでは、実験日程の説明と班別け、発達臨床実験法に関する講義を行う。
11.各実験は、それぞれ第1回目にプリントを配布し説明する。
12.実験は、第1回目あるいは第2回目の授業で行う。また第3回目の授業でも行うこともある。
13.動物実験の場合には、日曜祭日を含めて連続で行う。
14.第1回目と3回目の実験レポート提出後、レポートの講評を行う。
15.授業は、オリエンテーション1回、実験4種を3週ずつ12回、レポート講評2回の15回である

準備学習のアドバイス 遅刻・欠席、レポートの未提出は厳しいマイナスの評価を受けるので、各実験においてその内容意味を理解をするとともに、各実験ごとのレポートを確実に作成することが望ましい。
成績評価方法と評価基準 実験における積極的な参加状況と、各実験の終了時に提出するレポート評価点を総合的に評価する。
テキスト 「実験演習の手引き」と、テーマ毎に実験あるいはテストの方法とデータの整理方法などをまとめたプリントを配布する。また、実験に応じて担当教員より指示する。
連絡先(メールアドレス) 必要に応じて各担任教員から通知する。
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