◆授業科目の目的◆
現代社会が抱えている心の問題や精神疾患に関して、実際に医療の現場でみられたケースを通して、あるいは様々な教材を用いながら理解する。
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◆授業科目の到達目標◆
精神疾患に特有な症状を知り、基本的な知識や考え方を理解することを目標とする。そして、精神障害者ばかりでなく身近な人間関係における精神的健康の保持と増進に協力できる認識をもつことを目標とする。
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◆授業の概要(テーマ)◆
毎回オリジナルの資料を配布し、講義を行う。さらにビデオなど視聴覚教材を利用し、理解を促す。
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◆授業計画と授業内容◆
1. | 精神医学・精神障害者の歴史 |
2. | 精神医学の考え方、精神症状のとらえ方 |
3. | 感情障害 |
4. | 軽症うつ病 |
5. | 統合失調症(初期診断の難しさ、慢性期の支援方法) |
6. | 神経症(ヒステリー、パニック障害、強迫性障害) |
7. | 神経症(社会恐怖、ひきこもり) |
8. | 心身症、過食症・拒食症 |
9. | 器質性疾患(認知症、てんかん) |
10. | アルコール依存、薬物中毒 |
11. | 発達障害(自閉症、アスペルガー症候群、多動性障害) |
12. | 精神科治療法(薬物療法、電気けいれん療法) |
13. | 精神科治療法(精神療法、行動療法、認知療法、デイケア、SST、集団療法) |
14. | 精神保健福祉行政(国による対策) |
15. | まとめ |
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準備学習のアドバイス |
精神医学は身近なテーマであるので、普段から関心をもつよう心掛ける。 事後学習は、専門用語などを含め、授業中に強調した内容を中心に整理しておく。 |
成績評価方法と評価基準 |
受講態度等の平常点、筆記試験、レポートなどを総合的に評価する。 |