◆授業科目の目的◆
音楽的体験は子どもの感性に直接働きかけ、生きる喜びを抱かせ心の余裕を育てる。子どもが音楽に親しみ、歌を歌ったり、簡単なリズム楽器を使ったりする楽しさを味わえるかどうかは、指導者の感性と音楽能力にかかわっている。
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◆授業科目の到達目標◆
本授業では、幼稚園・小学校・特別支援学校教諭として最低限求められる音楽的基礎力を習得できるようにすることを到達目標とする。音楽に関する基礎的な知識と技能の習得を図ることにより、音楽実践の力を確保したい。
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◆授業の概要(テーマ)◆
子どもの音楽活動について理解し、それらの内容を指導するために必要な音楽に関する基礎的な知識と技能を習得し、音楽性豊かな表現の能力を養う。具体的には、小学校の共通教材や子どもに愛唱されている教材の歌唱指導や伴奏の在り方に重点を置いて学習を進める。 なお、90分間の授業の内、45分間を声楽・基礎理論・音楽教育を中心とした内容、45分間をピアノを中心とした内容とする。
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◆授業計画と授業内容◆
1. | オリエンテーション |
2. | 楽典 |
3. | ソルフェージュ:「コールユーブンゲン」 |
4. | 「園の一日」の歌唱 |
5. | 発声法:「コンコーネ50番」 |
6. | 発声法 |
7. | ハ長調の歌唱教材:《かたつむり》《春がきた》《虫の声》《夕やけこやけ》 |
8. | わらべうた:《ひらいた ひらいた》 |
9. | 二部合唱:《もみじ》 |
10. | 《子もり歌》 |
11. | 《ふるさと》 |
12. | 楽器遊び |
13. | 幼稚園における愛唱歌の歌唱 |
14. | 音楽実技試験 |
15. | 総括 |
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準備学習のアドバイス |
事前学習として、健康に気を付けてください。特に授業の前日は早く寝てください。また、毎日、ピアノを弾く習慣を身に付けてください。 事後学習として、実習や就職試験等に向け、音楽の学習を継続していってください。 |
成績評価方法と評価基準 |
毎時間の取り組みと試験で評価。単位取得に必要な出席時数は、授業時数の3分の2以上。 |
テキスト |
森田百合子・山本敬・秋山衛『声楽教本』教育芸術社、2001年。 秋山治子『子どものうた楽譜集』小学館年。『バイエルピアノ教則本』。 |
連絡先(メールアドレス) |
E210研究室 suzukis@shiraume.ac.jp |