白梅学園 授業概要(シラバス)2012
サブタイトル 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 国語 久保木 壽子 前期 演習
◆授業科目の目的◆
幼稚園及び小学校での日本語指導の前提となる、日本語についての基本的な知識と技法について学ぶ。ことばに対する自覚的な態度の涵養を目指したい。知識を詰め込むと言うよりは、各人がこれまでに培ってきた自分自身の日本語能力を、あらためて検証し確認し、意識化することを目的とする。
◆授業科目の到達目標◆
日常の言語行為・自らの言語行為について関心を持ち、意識化する。
日本語についての基礎的知識を持つ。
日本語を教える場合のポイントについての整理と理解。

◆授業の概要(テーマ)◆
国語に関する基本的な知識と技法について学ぶ。小学校3・4年の「国語」の授業時数は300時間を超える。相当の力量が必要である。先ず自分の日本語能力を検証し確認し意識化しつつ、改訂幼稚園教育要領・小学校学習指導要領・テキスト『日本語入門』により必要事項を確認・整理していく。
◆授業計画と授業内容◆
1.日本語と国語
2.ことばの獲得
3.ことばの機能:記号と伝達、意味・意味作用、修辞
4.ことばの位相(待遇表現を含む)
5.現代日本語の素顔:異種言語の混体状況とことばの最前線
6.現代日本語の根幹 ①音韻
7.         ②文字
8.         ③語彙
9.         ④文法
10.文章の組み立て(構文)
11.日本語の変遷 ①音韻 ②文字 ③語彙 ④文法 ⑤文体
12.近代国家とことば:国語元年、学制と教科書
13.戦後の教育制度改革と国語
14.改訂幼稚園教育要領・小学校学習指導要領の中の「ことば」「国語」について
15.豊かな表現のために:生活の中の表現行為・相互行為としての表現

準備学習のアドバイス 下記、久保木テキスト末尾の参考書リストを参考に、言語に関わる書籍を読んでおくこと。
これまで使った国語教科書があれば、見ておいてほしい。
成績評価方法と評価基準 授業への参加・積極性、リアクションペーパー、期末レポート による総合判断。
テキスト 久保木『日本語入門』、および配付プリント
連絡先(メールアドレス) 研究室:F‐224    電子メール:kuboki@shiraume.ac.jp
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