◆授業科目の目的◆
小人数で行うゼミナール形式の授業を通して、あらゆる学びの基本となる「論理的に考える力」をつけることを目的とする。そのために必要な、問題点のとらえ方、論拠となる資料や事象の提示方法、資料に対する考察、結論の導き方、といった論文を構成する要素を読み解く練習を繰り返し、論文形式の文章に慣れ、自ら論文形式の文章を書くことができるようにする。
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◆授業科目の到達目標◆
論理的な考え方に慣れる。 論文の形式に慣れる。 結論のある論文を書くことに挑戦する。
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◆授業の概要(テーマ)◆
演習形式の授業であるから、参加者が授業内で課題に取り組み、互いに学び合う形式を用いる。まず、論文の形式の概要について学び、課題図書や新聞に掲載された論文を題材として、どのような形式で構成されているのか、各自が紹介し合いながら練習を積む。次に、問題点の取り上げ方、論拠となる資料・考察の妥当性、結論の適切さなどについて検討し、意見交換を行う。最終的に各自で論文作成に取り組む。
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◆授業計画と授業内容◆
1. | 前期に学んだ内容について振り返り意見交換する |
2. | 後期の目標について意見交換をする |
3. | 論文形式とは |
4. | 問題提起について |
5. | まとめ1 各自の現在の問題意識の紹介 |
6. | 論拠1:どのような論拠が使われているかを整理する |
7. | 論拠2:論拠となる資料の用い方、考察について検討する |
8. | 論拠3:論拠の妥統性について検討する |
9. | 結論:結論への導き方、適切な結論となっているか検討する |
10. | まとめ2 説得力のある論文とは |
11. | 問題提起:各自が取り組む論題について検討する |
12. | 構成:どのような構成の論文とするのか検討する |
13. | 論拠:論拠とする資料について検討する |
14. | 結論:適切な結論となっているか検討する |
15. | まとめ3 各自の論文を紹介する |
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準備学習のアドバイス |
事前学習は、新聞記事を毎日読むようにすること。また、課題図書や新聞に掲載された論文の考え方や取り組みについて、自分の考えをまとめておく。 事後学習では、理解できなかった箇所を読み直し、自分自身の弱い所を整理しておく。また、自分で論文を書くときの構成を考える。 |
成績評価方法と評価基準 |
ゼミ活動に対しする積極的な参加と授業目標の達成度を評価 (50%) すると同時に、まとめ1~3で扱った内容をまとめたもの(レポート形式)の評価 (20%)と、最終的な論文(レポート形式)を評価(30%)する。なお、欠席・遅刻は一回につき2点分の減点とする。 |
連絡先(メールアドレス) |
takino@shiraume.ac.jp |