◆授業科目の目的◆
前期の学習を踏まえ、研究テーマについて理解を深める。また基層にある社会・文化の問題と虚構作品の関係について論じた文献を読んでいく。長文の読解と、レジュメの作成を通じて、論理的に考え纏める力を付けることを目指したい。その中から自分の研究テーマを探っていくことになる。
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◆授業科目の到達目標◆
テキストの読了と理解。テキストとその社会・文化的な背景との関係に関心を持ち、調査し纏める。 研究の「方法」という問題に目を向け、視野の拡大の中で、自分なりの研究テーマと方法について、粗々考えを纏める。
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◆授業の概要(テーマ)◆
ここ数年、『昔話のコスモロジー』や『グリム童話の世界』等の通読を通じて、現実社会と虚構世界の接点に目を向けてきたが、ゼミ生の関心に合わせて、本年度のテキストを呈示する。読み、纏め、議論することで、論理的な思考、根拠ある論証の仕方を身につけていきたい。
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◆授業計画と授業内容◆
1. | 後期ゼミの進め方 |
2. | 昔話・メルヘンを取り上げて関心の所在について話し合う。 |
3. | どう読むか、作品分析の方法について考える。 |
4. | 共通テーマに沿うテキストの検討 |
5. | 作品研究 (1) |
6. | 作品研究(2) |
7. | 作品研究(3) |
8. | 作品研究(4) |
9. | 作品研究(5) |
10. | 作品研究(6) |
11. | 関連文献研究(1) |
12. | 関連文献研究(2) |
13. | 関連文献研究(3) |
14. | 後期研究のまとめ(1) |
15. | 後期研究のまとめ(2) |
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準備学習のアドバイス |
ゼミの時間内に行う学習は、学習のごく一部に過ぎない。多方面に関心を広げる中で、自分なりのテーマを見つけるべく、授業時間外の学習を重視してほしい。沢山読み、それについて日常的に教員や他のゼミ生と話ができるようになるのが望ましい。 |
成績評価方法と評価基準 |
出席・積極性、提出物、レポートなどの総合判断 |
連絡先(メールアドレス) |
kuboki@shiraume.ac.jp |
関連科目 |
人間研究演習B(宮澤賢治研究)3年前期の科目 |