◆授業科目の目的◆
経済的貧困(生活困窮),関係的貧困(孤立,社会的排除),実存的貧困(自死,自己肯定感の低さ),制度・資源的貧困(貧しい社会)の実態把握,そしてそれらの「貧困」を軽減・緩和・解決する実践方法としてのソーシャルワークを広く深く学びあいます。
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◆授業科目の到達目標◆
卒業後に保育現場や社会福祉現場で社会福祉を深く学んだ保育士として,保育を深く学んだソーシャルワーカー(社会福祉士)として活躍するために,基本的な社会問題であり拡大する現代的課題である「貧困」とソーシャルワークについての理解を深めます。「貧困」の構造的理解,社会的解決方法=ソーシャルワークについて研究します。
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◆授業の概要(テーマ)◆
「子ども・家族の貧困」に焦点をあて,子ども・家族の経済的貧困,子ども・家族の関係的貧困,子ども・家族の実存的貧困,子ども・家族を対象とした制度・資源的貧困の実態について,何冊かの文献精読とディスカッションをとおして社会的現実に迫ります。また,そうした「子ども・家族の貧困」に立ち向かうソーシャルワーカーへのインタビュー,および現場訪問によるフィールドワークも行います。
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◆授業計画と授業内容◆
1. | ゆたかに,深い,多面的な検討を15回にわたり取り組みます。 |
2. | 9月に「合宿Ⅰ」,2月-3月に「合宿Ⅱ」を行います。現場のフィールドワークを予定しています。 |
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準備学習のアドバイス |
困ったら,悩んだら,ひとりで考えてみる。一日考えても打開できないときは,ひとりで解決することは難しいのです。「助けて!」という力を活用して相談してください。私たちの生活とつながりは,他者との「相談」によって構成されているのですから。「相談」は自分を助け,ゆたかなつながりを生み出します。必要のない遠慮,配慮,考慮は,自分を苦しめます。どうぞ,相談を! |
成績評価方法と評価基準 |
出席と授業への取り組み,およびゼミ仲間とのわかちあい(50%)。レポート(50%)。 |
連絡先(メールアドレス) |
hato@shiraume.ac.jp |