◆授業科目の目的◆
我々の子どもに対する日常の認識や態度、感受性の基底にある「子ども観」を掘り起こし省察すること、子どもの「問題」を歴史という時間軸、社会・文化という空間軸のなかに置き直して、多角的に検証することによって、子ども研究の新しい可能性や現場の問題解決のための多様な選択肢を探る。
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◆授業科目の到達目標◆
教材や専門書の知識、ネットの情報を無批判に取り入れるのではなく、何が信頼性のあるものかを精査し選択しようとする力、自分なりに問題意識を持ち相対的に物事を理解しようとする力が身につくようにする。図書館の利用法、メディアリタラシー、レポート作成の技術、討論の指導を通じて、様々な見解や知識・情報の背景にある歴史・思想・文化に対する興味をもてるようにする。
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◆授業の概要(テーマ)◆
一人ひとりが自分の興味や関心に基づき、研究したいテーマに関する参考文献や資料を集め、先行研究の整理を試みる。定期的に学習成果を報告し、各自がそれぞれ研究課題を明確にし、研究方法を模索する。特に、論文を形式的に整えていくための基礎的なトレーニングを徹底的に行う。
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◆授業計画と授業内容◆
1. | オリエンテーション「子ども文化・社会・歴史へのアプローチ」 |
2. | 各自が研究関心や問題意識を持ちより検討① |
3. | 各自が研究関心や問題意識を持ちより検討② |
4. | 各自が研究関心や問題意識を持ちより検討③ ミニレポート提出 |
5. | 研究計画の作成① |
6. | 研究計画の作成② |
7. | 課題と方法論の具体化① |
8. | 課題と方法論の具体化② |
9. | 文献資料の検索、調査方法の検討① |
10. | 文献資料の検索、調査方法の検討② |
11. | 先行研究の整理とその学習成果を報告① |
12. | 先行研究の整理とその学習成果を報告② |
13. | 先行研究の整理とその学習成果を報告③ |
14. | 全体討論① |
15. | 全体討論② |
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準備学習のアドバイス |
各自が自分で課題を見つけて取り組めるように、教員をおおいに利用してください。 |
成績評価方法と評価基準 |
出席日数、受講態度、各自の課題の到達状況によって判断 |