◆授業科目の目的◆
教育現場や文献等から、小学校教育(主に理科教育)の現状を様々な視点で総合的にとらえ、今日的課題の解決策についての議論・研究を通して、実践的指導力の基礎と教育研究の基礎的な力を養う。
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◆授業科目の到達目標◆
・小学校教育(主に理科教育)の今日的課題を理解する。 ・小学校教育(主に理科教育)の実践的指導力の基礎を養い身に付ける。 ・問題設定、文献検索、論文構成など、教育(主に理科教育)研究の基礎的な力を身に付ける。
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◆授業の概要(テーマ)◆
実際の授業や文献等の分析により、小学校教育(主に理科教育)の現状を様々な視点で総合的にとらえ、今日的課題の解決方法について議論・研究を進める。特に「子どもの学び」に着目し、「環境や手立てによって、子どもの学びがどのように深化・拡大していくか」を主たるテーマとする。これらの基礎的な研究を踏まえて各自の研究テーマを設定し、専門ゼミⅡでの卒論執筆に向けて段階的に力を付けていく。
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◆授業計画と授業内容◆
1. | 年間計画と運営について、小学校教育の現状 |
2. | 理科教育の現状(子どもが自然を学ぶ過程) |
3. | 理科教育の現状(教師・授業の実態) |
4. | 理科教育の現状(教える難しさの克服) |
5. | 子どもの学びと授業① |
6. | 子どもの学びと授業② |
7. | 子どもの学びと授業③ |
8. | 授業研究の視点と方法① |
9. | 授業研究の視点と方法② |
10. | 授業の分析① |
11. | 授業の分析② |
12. | 授業改善の視点 |
13. | 各自の関心に基づいた文献・書籍のレジュメ発表① |
14. | 各自の関心に基づいた文献・書籍のレジュメ発表② |
15. | 自然観察の方法と留意点 前期のまとめ |
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準備学習のアドバイス |
学生の活発な議論を主体に進めたいと考えていますので、事前に示した課題に対して、自分の考え・意見を整理して参加してください。なお、実践的な指導に結びつく研究の視点を見出す場や、実践的指導力の基礎を得られる環境として、小学校の授業研究会への参観を設定する予定です(ゼミ時間外になる)。また、合宿による集中学習・研究会を予定しています。 |
成績評価方法と評価基準 |
レポート・課題(50%)、討議発表(50%)による。 |
テキスト |
「理科ハンドブックⅠ これからの理科授業実践への提案」(日本理科教育学会、東洋館出版) 「理科系の作文技術」(木下是雄、中公新書) |
連絡先(メールアドレス) |
kurihara@shiraume.ac.jp |