◆授業科目の目的◆
博物館は、何のために存在し、そこでは、どのような仕事が行われているのでしょうか?また、博物館を利用する人たちは、そこにどのような役割を期待し、博物館ではその期待に応えるために、どのような模索が為されているのでしょうか?講義では、日本と諸外国における博物館の歴史と現状を学び、博物館に関する基礎的知識を理解し,専門性の基礎となる能力を養います。
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◆授業科目の到達目標◆
博物館の種類・役割に関する基礎的知識を身につける。 博物館学芸員の仕事を理解する。
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◆授業の概要(テーマ)◆
理解を深めてもらうため、下記内容の講義とともに、みなさん自身でそれぞれ好きなテーマを選び、「私の博物館」展示プランを作ってもらいます。
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◆授業計画と授業内容◆
1. | 博物館学では何を学ぶのか? |
2. | 博物館学史 |
3. | 博物館とは何か(定義) |
4. | 博物館の種類と法的区分 |
5. | 歴史博物館 |
6. | 自治体(地域)博物館 |
7. | 民俗博物館、民具展示施設 |
8. | 平和博物館 |
9. | エコミュージアム |
10. | 野外博物館、テーマパーク、水族館、科学館 |
11. | 博物館の歴史Ⅰ |
12. | 博物館の歴史Ⅱ |
13. | 博物館関係法令と学芸員 |
14. | 学芸員の役割と実態 |
15. | 博物館見学会-学芸員の仕事を知る |
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準備学習のアドバイス |
自主的に博物館の見学に行くことをすすめます。見学の折には、展示の内容だけでなく展示の仕方や工夫に注意を払い、また展示以外にどのような事業が行われているのかをパンフレットなどを通じて知ることで、博物館の多様な仕事を「実感」することが大切です。また授業の前にはかならず教科書を読んでくること。 |
成績評価方法と評価基準 |
授業内レポート(40%)、学期末レポート(60%)による。授業内レポートは、授業の事後学習成果の報告および博物館見学実習に関わる学習レポートとする。 |
テキスト |
水藤真(すいとうまこと) 『博物館学を学ぶ 入門からプロフェッショナルへ』(山川出版社、2007年11月) |
連絡先(メールアドレス) |
y-tanaka@mtd.biglobe.ne.jp |