◆授業科目の目的◆
幼児体育及び小学校体育科における子どもの体育活動について理解するとともに、運動遊びや運動の楽しさと喜びを体験する。また、幼児体育及び小学校体育科の指導において必要な、身体能力と運動技能、運動活動への意欲を高める。同時に、自らの体力つくりと健康の維持増進を行う。
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◆授業科目の到達目標◆
1.幼児期の運動文化(運動遊び)を体験することにより、多様な幼児体育の活動について習得する。同時に、主体的な運動遊びの工夫と創造により柔軟な発想力や応用力を培う。 2.小学校体育科の学習内容を体験することにより、体育指導における教材作成や学習指導に必要な教材や題材に関する知識と技能、考え方について習得する。同時に、運動の楽しさと喜びを満喫する。
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◆授業の概要(テーマ)◆
様々な運動遊びや運動・スポーツを体験することにより、幼児体育の学習内容(遊具を使わない遊び、小さい遊具・大きい遊具・固定遊具を使った遊び、伝承遊び、水・プール遊び、リズム・表現遊び)、及び小学校体育科の学習内容(体つくり運動、走跳の運動遊び、水遊び、表現リズム遊び、器械運動、陸上運動、水泳、ゲーム、ボール運動、表現運動、保健)に関する知識と技能について学ぶ。
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◆授業計画と授業内容◆
1. | ガイダンス |
2. | 幼児体育の内容 遊具を使わない遊び(ムーブメント遊び、鬼ごっこ) |
3. | 幼児体育の内容 小さい遊具を使った遊び(ボール、フープ、縄、新聞紙、風呂敷) |
4. | 幼児体育の内容 大きい遊具を使った遊び(マット、平均台、跳び箱) |
5. | 幼児体育の内容 固定遊具を使った遊び(ブランコ、滑り台、ジャングルジム、雲梯) |
6. | 幼児体育の内容 伝承遊び(釘差し、めんこ、缶けり、けん玉、こま) |
7. | 小学校体育科の内容 体つくり運動 |
8. | 小学校体育科の内容 器械器具を使っての運動遊び、器械運動 |
9. | 小学校体育科の内容 走跳の運動遊び、陸上運動 |
10. | 小学校体育科の内容 ゲーム(鬼遊び) |
11. | 小学校体育科の内容 ゲーム(ボールゲーム) |
12. | 小学校体育科の内容 ボール運動(ゴール型) |
13. | 小学校体育科の内容 ボール運動(ネット型) |
14. | 小学校体育科の内容 ボール運動(ベースボール型) |
15. | まとめ |
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準備学習のアドバイス |
子どもの成長や発育発達にとって、幼児期においては様々な動き(運動遊 び)を体験すること、児童期においては運動が好きになることが大切です。 そのためには、多様で楽しい教材を準備しておくことが重要です。自らが開発した創意工夫に満ちた教材(動きや運動遊び、ルール)を持ち寄って授業 の中で体験して欲しい。 |
成績評価方法と評価基準 |
筆記点(30%)と平常点(70%)による。筆記試験は、幼児体育及び小学校体育科の内容(運動教材の構造、教材例、教材の工夫等)について問う。平常考査は、学習意欲、運動量、出席、主体性、積極性等をもとに算出する。 |