◆授業科目の目的◆
博物館は人々の生涯学習に資する役割があります。学芸員はその一端を荷う立場から、資料の収集、保管、展示、調査研究、教育普及などを通してどのように携わっていけばよいかを学び、又そのために必要な知識と技術を習得し、基礎的な能力を身につけます。
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◆授業科目の到達目標◆
1、作品に対する見方を養成する。 2、拓本・裏打ち、レプリカ等の作成を習得する。 3、美術・工芸品に対する接し方、取り扱い方を習得する。 4、展示に対する基礎的な知識を習得する。
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◆授業の概要(テーマ)◆
多種多様な博物館に対応する学芸員の仕事は、広範多岐にわたります。ここでは、その中の人文科学系に関わる実習を中心に、講義を加えながら授業を進めます。見学により実例を学ぶと共に、作品に対する深い理解とマナーも身につけます。その成果をもって博物館施設の館務実習に臨みます。 この授業は、3年次からの継続です。
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◆授業計画と授業内容◆
1. | 資料の作成(立体) 型取り |
2. | 資料の作成(立体) 成型 |
3. | 資料の作成(立体) 塗装、まとめ(小テスト) |
4. | 資料の梱包と運搬 |
5. | 展示物の環境と保存科学 |
6. | 展示の施設 |
7. | 展示の方法 |
8. | 美術工芸品の種類・技法と取り扱い方(1) |
9. | 美術工芸品の種類・技法と取り扱い方(2) |
10. | 美術工芸品の種類・技法と取り扱い方(3) |
11. | 文字情報と教育・普及活動 |
12. | キャプションの作成、子ども向け講座の実際 |
13. | キャプションを使って展示・解説、資料のまとめ(冊子作成) |
14. | |
15. | |
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準備学習のアドバイス |
事前に渡された資料に目を通し、理解出来ないことは実習時間内に質問し、そのつど解決するように心がけて下さい。授業ごとの記録係りの記録は復習になります。 さらに博物舘施設に足を運ぶことによって、授業で学んだことが復習出来ます。 |
成績評価方法と評価基準 |
レポート、小テスト、作品、平常点、館務実習評価の総合点で評価します。 平常点は、授業への参加度と作品の扱い方・作業の進め方を重視します。 |