白梅学園 授業概要(シラバス)2012
サブタイトル 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 高齢者福祉 森山 千賀子 前期 講義
◆授業科目の目的◆
 高齢者の生活実態を把握し、その上で高齢社福祉施策の動向や制度、とりわけ老人福祉法と介護保険制度をはじめとした諸施策について学ぶ。
◆授業科目の到達目標◆
1.身近な事例から高齢者の生活実態を把握し、現代社会の諸課題について考える力を養う。
2.高齢者保健福祉の発展過程(制度の変遷)について学ぶ。
3.老人福祉法と介護保険制度、さらに高齢者の生活支援に必要な関係法規について理解する。

◆授業の概要(テーマ)◆
 この授業では、高齢者の生活実態を映像機器(VHS・DVDなど)を用いながら把握し、その上で高齢者の保健福祉制度の発展過程(変遷)を踏まえ、高齢者の生活支援に必要な諸制度についての理解を深めていく。
◆授業計画と授業内容◆
1.オリエンテーション:授業の進め方、高齢者とは(定義とイメージ)
2.少子高齢社会と高齢者福祉(高齢者の生活を考える①)
3.一人の人間としての高齢者の理解
4.少子高齢社会と高齢者福祉(高齢者の生活を考える②)
5.高齢者保健福祉の発展Ⅰ-高齢者は古来からどのように捉えられてきたか
6.高齢者保健福祉の発展Ⅱ-古代から近代への高齢者福祉の歴史
7.高齢者保健福祉の発展Ⅲ-第二次世界大戦後から1980(昭和60)年代
8.高齢者保健福祉の発展Ⅳ-平成の高齢者保健福祉(1990年代以降)
9.高齢者支援の関係法規Ⅰ-高齢者保健福祉の法体系、老人福祉法
10.高齢者支援の関係法規Ⅱ-高齢者の医療制度、高齢者虐待防止法、その他の関係法規
11.介護保険制度の基本的枠組みⅠ-目的と理念
12.介護保険制度の基本的枠組みⅡ-制度のしくみ
13.高齢者を支援する地域と環境-行政機関、地域包括支援センター、社会福祉協議会
14.筆記試験
15.まとめ:高齢者の暮らしをまもる地域と環境

準備学習のアドバイス  国際高齢者年(1999年)のテーマは、「高齢者を取り巻くすべての世代のための社会をめざして」です。世界的な高齢化問題は、高齢者が置かれている状況、個人の生涯にわたる発達、世代間の関係、社会開発との関係等、多くの次元、分野、世代に関わる問題であることに鑑み、このテーマが定められました。
 高齢者福祉を身近な事柄として、自分に引き寄せて学習してみてください。
成績評価方法と評価基準 学期末試験50%、出席及び平常点30%、小テスト・小レポート20%を基準にして、総合的に評価する。
テキスト 社会福祉士養成講座編集委員会編集『新社会福祉士講座13 高齢者に対する支援と介護保険制度』中央法規出版
連絡先(メールアドレス) 研究室:F-107研 moriyama@shiraume.ac.jp
関連科目 後期科目「介護」