◆授業科目の目的◆
Ⅰで学んだ社会保障制度の仕組み、あり方について、さらに深める。日本の社会保障制度は加速する少子高齢社会の下で、大きな危機にある。欧米の制度との比較をしつつ、その危機的な現状に対する認識を深め、その乗り切り策も考えたい。また、専門職として、さまざまな諸制度がどう関連し、利用者の支援にどうすれば役立つのかについても学ぶ。
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◆授業科目の到達目標◆
少子高齢社会をどう乗り切るのか。専門職として、地域で利用者を支える手立てとしての社会保障制度の正確な知識の習得
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◆授業の概要(テーマ)◆
医療や介護、年金、社会福祉諸制度の概要を表面的に知るのではなく、なぜそうした制度ができたのか、どういう課題を抱えているのか。どう改革すべきか、を考えたい。
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◆授業計画と授業内容◆
1. | 社会保障制度の現状 |
2. | 社会保障制度の変遷(欧米と日本) |
3. | 介護保険制度の現状 |
4. | 介護保険の課題1 |
5. | 介護保険の課題2 |
6. | 医療保険制度の歴史と現状 |
7. | この10年の医療保険制度改革の流れ |
8. | 医療保険制度の課題 |
9. | 医療と介護の連携、地域包括ケア |
10. | 公的年金改革の流れと課題 |
11. | 公的年金制度の欧米との比較 |
12. | 生活保護 |
13. | 社会福祉諸制度 |
14. | 雇用保険と労働者災害補償保険 |
15. | まとめ |
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準備学習のアドバイス |
国家試験対策も意識して、必ず復習を。 |
成績評価方法と評価基準 |
出席と試験(持ち込み不可) |
テキスト |
「はじめての社会保障」第8版(椋野美智子・田中耕太郎著 、有斐閣アルマ) |
連絡先(メールアドレス) |
研究室:E棟217 電子メール:yamaji@shiraume.ac.jp |