白梅学園 授業概要(シラバス)2012
サブタイトル 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 相談援助の理論と方法IIA 本多 恵利 前期 講義
◆授業科目の目的◆
相談援助を行っていく際に、ソーシャルワーカーは、人が抱えるさまざまな課題に直面することになる。個人を家族や社会とつながるシステムとして捉え、支援していくために必要とされる基本的な理論・方法について具体的に学ぶことを目的とする。
◆授業科目の到達目標◆
社会の中で個人が抱えるさまざまな問題を支援するソーシャルワークの理論を知る。また、解決方法を模索し、理論を根拠として、他者との協議において検討できる能力を養うことを目標とする。
◆授業の概要(テーマ)◆
ソーシャルワークについての講義と平行して、社会や個人が抱える実際の事例や、時事問題をトピックとして扱い、小グループ内でのディスカッションを行う。他人の意見を聞き、自分の考えをまとめ伝えるなかで、相談援助における対象の捉え方、その課題に対して活用する理論、方法を具体的に学んでいく。
◆授業計画と授業内容◆
1.相談援助における対象の理解 講義全体を通して獲得すべき内容の共通理解のためのオリエンテーション
2.社会福祉援助活動の概念と定義 
3.相談援助の対象理解の視点、対象をどう捉えるか
4.ケースマネジメントの基本理論とその展開課程
5.ケアプランの作成とその特徴
6.グループを活用した相談援助
7.グループ体験とその支援
8.コーディネーションの目的と方法
9.ネットワーキングの目的と方法
10.相談援助における社会資源
11.ソーシャルアクションによるシステムづくり
12.さまざまな実践モデルとそのアプローチⅠ
13.さまざまな実践モデルとそのアプローチⅡ
14.事例に照らしたアプローチの具体的な活用
15.まとめ 相談援助におけるソーシャルワーク実践者になるために

準備学習のアドバイス 事前学習は、教科書の対象範囲を読んでおくこと。また、事前に提示した事例等を教材に使用する場合もある。
成績評価方法と評価基準 出欠の確認は、毎回のリアクションペーパーにて行う。授業の1/3を越える欠席は、成績評価の対象としない。出席30%、リアクションペーパーにおける理解度30%、期末レポート40%。
テキスト 新・社会福祉士養成講座8「相談援助の理論と方法Ⅱ」中央法規
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