◆授業科目の目的◆
「道徳」は、日本の教育史上、大きな役割を果たしてきました。一九四五年までは、教育勅語・修身道徳として。それ以後現在までは、特設道徳そして、全教育課程の中での道徳教育として。そして、それは、今後増々強化されます。その中で、現在、過去、未来を学び、展望するなかで、現在及び未来に生きて働く、「道徳の指導法」を学習します。やがて教師となる学生と、児童、生徒の発達の為に。
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◆授業科目の到達目標◆
一、日本の「道徳教育」の歴史を知る。二、道徳の授業づくりのための資料選定について知る。 三、道徳の年間計画(学校・年・級)の作り方を知る。 四、道徳の学習指導案の作り方を知る。 五、道徳の授業の方法を知る。(講師の模擬、示範授業及び、学生主導による模擬授業)
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◆授業の概要(テーマ)◆
授業の計画にある通り、この講座名は「道徳の指導法」ですので、学生達が現場に出たときに、生きて、役に立つ内容にします。その為の、資料選定、分析の方法、使い方、指導目標、児童・生徒、父母とのかかわり方等、学校現場の現実に即して、具体的資料、VTR、歴史的史料、CD、等を使い、実際の授業をイメージできるようにしていきます。
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◆授業計画と授業内容◆
1. | 修身・道徳教育の現在・過去・未来。 (一) |
2. | 修身・道徳教育の現在・過去・未来。 (二) |
3. | 授業づくりと資料選びの視点及び資料づくり。 (一) |
4. | 授業づくりと資料選びの視点及び資料づくり。 (二) |
5. | 道徳の年間計画づくり。(全体 学年 学級) (一) |
6. | 道徳の年間計画づくり。(全体 学年 学級) (二) |
7. | 学習指導案づくり。 (一) |
8. | 学習指導案づくり。 (二) |
9. | 授業づくりの実際。(大沢による模擬授業) (一) |
10. | 授業づくりの実際。(大沢による模擬授業) (二) |
11. | 授業づくりの実際。(大沢による模擬授業) (三) |
12. | 授業づくりの実際。(学生主導による模擬授業) (一) |
13. | 授業づくりの実際。(学生主導による模擬授業) (二) |
14. | 授業づくりの実際。(学生主導による模擬授業) (三) |
15. | まとめ。 |
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準備学習のアドバイス |
最初の講義で、準備学習について示します。「道徳」の概念、実際は多岐に渡りますので、講義の最後に、次の講義までの「準備」について、学生に指示をします。その指示に基づいての、読書、文章によるまとめを行います。 こらからの、学校現場は「道徳」が強化されますので、それに対して、学生が、自分の「哲学」―物の見方、考え方、変え方、対応の仕方等―を持てる物にします。 |
成績評価方法と評価基準 |
試験の成績と平常点によります。更に、具体的な作品―作成した指導案、及び、準備学習(課題、宿題)の結果(レポート)を重視します。何よりも、意欲、熱意を大切にします。 |
テキスト |
特定の物は使用しません。講師が準備します。 |