◆授業科目の目的◆
「子どもの食と栄養」では、子どもたちへの食事支援の方法や栄養学的な基礎知識を学び、保育者としての役割を理解し、実践力を養う事を目的とする。
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◆授業科目の到達目標◆
子どもは保育されるという受身の立場であり、保育者・養育者が作り出す環境や認識に大きな影響を受ける。その為、受講生には自分自身の食生活の重要性を認識し、小児栄養の基本的理論を体系的に理解した上で、現代の子どもの食生活のあり方について考察し、保育者として具体的な支援の方法について体得することを目指すものである。
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◆授業の概要(テーマ)◆
「子どもの食と栄養」では「子どもの食と栄養論」の講義を踏まえ、ヒトが肉体的に成長している時期、「胎児期」~「学齢期・思春期」を扱う。講義の中では、この時期の健常な子どもたちだけでなく、特別な配慮を必要とする子どもたちも含めて、理論と実践の両面から学習し、理解を深める。
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◆授業計画と授業内容◆
1. | 乳児期の食生活① |
2. | 乳児期の食生活② |
3. | 乳児期の栄養・食生活上の問題と保育者としての対応 |
4. | 乳汁栄養の実際(実習) |
5. | 幼児期の食生活 |
6. | 幼児期の栄養・食生活上の問題と保育者としての対応 |
7. | 幼児食の実際(実習) |
8. | 学齢期・思春期の食生活 |
9. | 学齢期・思春期の栄養・食生活上の問題と保育者としての対応 |
10. | 生涯発達と食生活 |
11. | 特別な配慮を要する子どもの食生活と保育者としての対応 |
12. | 家庭や児童福祉施設における食生活と保育者としての対応 |
13. | 食育-食を通して、子育ちと子育てを支援する保育者としての対応 |
14. | まとめ |
15. | まとめ |
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準備学習のアドバイス |
準備学習としては「子どもの食と栄養論」での学びを整理し、定着させておくこと。また特に実技的なことは、実習後、各自で行うなどの工夫をし、講義・実習での学びを日々の生活に反映させること。 |
成績評価方法と評価基準 |
①授業への出席及び態度 ②筆記試験 ③提出物 ①~③で総合的に評価する。 |
テキスト |
『新版子どもの食生活』(ななみ書房) その他講義の中でも紹介する |
連絡先(メールアドレス) |
kaoru@shiraume.ac.jp |
関連科目 |
必ず「子どもの食と栄養論」を履修していること。 |