◆授業科目の目的◆
社会と人間が取り結ぶ関係について、今、私たちの周囲で起こっている事件等を題材にしながら検討を深めていきますが、ここでは主として戦争と平和の問題を取り上げようと思います。歴史的に遡ることも試みながら、21世紀に入ってからのアフガニスタンやイラクの戦争なども取り上げて行こうと思います。
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◆授業科目の到達目標◆
世界大戦の歴史に遡るとともに、9.11以後のイラク戦争などにも焦点を当て、その歴史的背景を探りながら、人間の社会の営みの中で、戦いは避けられないことなのか、平和は理想にしか過ぎないのかといったことについて、皆で考えていければと思っています。
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◆授業の概要(テーマ)◆
以下のような内容で検討を進めていきますが、展開の中で順序は変更することがあります。
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◆授業計画と授業内容◆
1. | 人間の歴史と戦いの歴史 |
2. | 人間は戦う生き物か |
3. | 9.11はなぜ起こったか |
4. | その後の戦争の実像は |
5. | 経済的利害と戦争の関係 |
6. | 近・現代の戦争の歴史的背景 |
7. | 先進と後進のコントラスト |
8. | ダブルスタンダードの意味するもの |
9. | 戦争報道の実態 |
10. | カント、永遠平和のために |
11. | 戦争非合法化の歩み |
12. | 日本、そして日本人の位置と役割 |
13. | ガルトゥンクの平和学 |
14. | 平和の可能性を検証する |
15. | 人間は戦争を回避できるか |
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準備学習のアドバイス |
参考文献は事前に紹介します。また、授業に必要なデータ、資料はプリントにして配布します。授業前に目を通しておいて下さい。 |
成績評価方法と評価基準 |
学期末にレポートを課しますが、テーマに沿って調べたこと、考察したことを小レポートとして逐次提出することを求めます。それらにより評価します。戦争のメカニズムを理解し、その上で戦争回避の可能性をどのようにさぐることができるか、そして、そのことが人間と社会の在り方にとってどのような意味があるかといったことを考察する力がついたかどうかを基準に評価します。 |
テキスト |
とくに定めませんが、配布する資料を適宜テキストとして使用します。 |
連絡先(メールアドレス) |
hiraga@shiraume.ac.jp |