白梅学園 授業概要(シラバス)2012
サブタイトル 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 相談援助の基盤と専門職II 伊藤 正子 後期 講義
◆授業科目の目的◆
相談援助に係る専門職の概念と範囲、権利擁護の意義、専門職倫理の概念、および多職種連携の意義と内容を学習し、相談援助理論と方法を修得するための基盤作りを行う。
◆授業科目の到達目標◆
①相談援助における権利擁護の意義と範囲について理解する。②相談援助に係る専門職の概念と範囲及び専門職倫理について理解する。③総合的かつ包括的な援助と多職種連携の意義と内容について理解する。
◆授業の概要(テーマ)◆
まず、相談援助における権利擁護の概念と範囲について説明する。次に、相談援助に係る専門職の概念と範囲、および専門職倫理と倫理的ジレンマについて説明する。最後に、総合的かつ包括的な援助としての多職種連携(チープアプローチ)の意義と内容について説明する。
◆授業計画と授業内容◆
1.オリエンテーション 学習目標、内容、評価方法の確認
2.相談援助における権利擁護の意義 相談援助における権利擁護の概念と範囲
3.相談援助に係る専門職の概念と範囲① 相談援助専門職の概念と範囲
4.相談援助に係る専門職の概念と範囲② 福祉行政等における専門職① 福祉事務所の現業員、査察指導員
5.相談援助に係る専門職の概念と範囲③ 福祉行政等における専門職② 社会福祉主事、児童福祉司、身体障害者福祉司、知的障害者福祉司
6.相談援助に係る専門職の概念と範囲④ 民間の施設における専門職① 施設長、生活相談員
7.相談援助に係る専門職の概念と範囲⑤ 民間の施設における専門職② 社会福祉協議会の職員、地域包括支援センターの職員、その他
8.相談援助に係る専門職の概念と範囲⑥ 諸外国の動向
9.専門職倫理と倫理的ジレンマ① 専門職倫理の概念
10.専門職倫理と倫理的ジレンマ② 倫理綱領① 社団法人日本社会福祉士会倫理綱領、その他職能団体の倫理綱領
11.専門職倫理と倫理的ジレンマ③ 倫理綱領② 国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)倫理綱領、その他
12.専門職倫理と倫理的ジレンマ④ 倫理的ジレンマ
13.多職種連携(チームアプローチ)の意義と内容① ジェネラリストの視点に基づく総合的かつ包括的な援助の意義と内容
14.多職種連携(チームアプローチ)の意義と内容② ジェネラリストの視点に基づく多職種連携(チームアプローチ)の意義と内容
15.総括 授業を通じて明確化されたことの確認

準備学習のアドバイス テキスト、参考書を中心に、授業中に紹介した文献・資料などの該当箇所に基づいて復習し、理解を深めておくこと。
成績評価方法と評価基準 出欠確認は、毎回のリアクションペーパーに基づいて行う。
なお、授業回数の3分の1を超える欠席は成績評価の対象としない。
授業への参加・貢献度(30%)、権利擁護、専門職倫理、多職種連携に関する小テスト(30%)および期末筆記試験(40%)
テキスト 『新・社会福祉士養成講座 6相談援助の基盤と専門職』中央法規2010年
連絡先(メールアドレス) sito@hosei.ac.jp
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