白梅学園 授業概要(シラバス)2012
サブタイトル 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 介護過程II 森山 千賀子 後期 講義
◆授業科目の目的◆
 介護過程とは、利用者が望む「よりよい生活・人生」を実現するという、介護の目的を達成するために行う専門的知識を活用した客観的な思考過程である。
 この科目では、その意義と目的、介護過程とは何かについて学び、その核となる「情報収集」の方法について学ぶ。

◆授業科目の到達目標◆
1.介護過程の意義・目的を理解する。
2.介護過程の方法を理解する。
3.さまざまな情報収集の方法を理解する。

◆授業の概要(テーマ)◆
 前期に行った介護過程Ⅰで学んだ他者理解・気づきをもとに、具体的な事例を通して、介護過程とはどのような思考過程であるのかについて理解していく。
 具体的な事例を用いて情報収集の方法を学び、客観的な記述の方法を習得する。

◆授業計画と授業内容◆
1.オリエンテーション:介護過程の意義と目的
2.観察・気づき・情報収集とは
3.情報収集①観察
4.情報収集②会話
5.情報収集③記録
6.情報収集④その他の情報源
7.情報収集⑤情報収集の実際(1)
8.情報収集⑥情報収集の実際(2)
9.アセスメント(1)アセスメントとは
10.アセスメント(2)プロセスレコードの活用
11.アセスメント(3)アセスメント表の活用
12.実施:分析・判断
13.評価
14.ケアマネジメントと介護過程
15.まとめ、レポート作成

準備学習のアドバイス  介護過程という思考過程は、他者理解が基本です。そのため、日頃から他者に対する興味・関心を高めていくことが望まれます。
 また、社会的な出来事にも関心をもち、自己の価値感や視野の広がりを豊かにしていくことも大切です。
 さらに、思考過程を言語化する技術が必要になるため、日頃から作文力の向上を目指してください。
成績評価方法と評価基準 レポート(提出物)50点、出席及び平常点50点で総合的に評価する
テキスト 介護福祉士養成講座編集委員会編集『新介護福祉士講座9 介護過程』中央法規出版
連絡先(メールアドレス) moriyama@shiraume.ac.jp
関連科目 介護過程Ⅰ・介護総合演習Ⅰ・介護実習Ⅰ