◆授業科目の目的◆
この授業では、高齢者の心理に関する基礎的な知識を修得し、高齢期にみられる地域や家庭での地位・役割の変化と老いを受容していくプロセスについて理解し、支援したり介護したりする高齢者をより深く知ることができるようにする。
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◆授業科目の到達目標◆
高齢者の心理特徴についての基礎的な知識を修得できる。 高齢期の地位・役割の変化について説明できるようになる。 高齢者への心理的援助について討議できるようになる。
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◆授業の概要(テーマ)◆
地域で自立した生活をしている健康な高齢者の心理的状態、高齢期にみられる加齢変化のプロセスを理解するために、「高齢者心理学」の基礎的な事項を学習する。これらの知識を土台として、支援等が必要な高齢者へのかかわり方について学習する。
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◆授業計画と授業内容◆
1. | 高齢社会の現状と諸問題、老化・加齢の概念 |
2. | 高齢者の健康、ライフスタイル |
3. | 高齢社会:映像素材 |
4. | 身体・生理機能の加齢変化 |
5. | 知覚・認知機能の加齢変化 |
6. | 知的機能の加齢変化、知恵と創造性 |
7. | 高齢者のパーソナリティと自己概念 |
8. | 高齢期の適応とライフイベント |
9. | 認知症および精神疾患 |
10. | 認知症:映像素材 |
11. | 高齢期の人間関係と社会参加 |
12. | 高齢者と死 |
13. | 高齢者に対する心理的援助の考え方と技法 |
14. | 高齢者に対する心理的援助:映像素材 |
15. | まとめ:老いについての理解と支援 |
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準備学習のアドバイス |
事前に教科書を読んで、大まかな内容について理解しておく。 授業で説明された重要な用語やキーワードを整理する。 授業で取り組んだ問題の内容を説明できるようにする。 |
成績評価方法と評価基準 |
授業で説明したことがらを出題範囲とする試験の成績により評価する。 |
テキスト |
「高齢者心理学」(リーディングス介護福祉学8)下仲順子・中里克治(編著)建帛社 |
連絡先(メールアドレス) |
t-ando@ynu.ac.jp |