◆授業科目の目的◆
この授業は社会福祉的な問題の捉え方と、現代の社会福祉制度の全体像を把握するための授業となります。つまり現代における社会問題と社会福祉制度の関係性、社会福祉制度の概要、実際の社会福祉制度の利用方法と抱える問題等を入門的に理解することを目的としています。
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◆授業科目の到達目標◆
以下の到達目標を掲げます。 ・現代社会が抱える問題と社会福祉制度の関係について理解して説明できる。 ・社会福祉制度の歴史的発展過程と現在の法制度体系について記述できる。 ・社会福祉各分野の実情と抱える問題について説明できる。
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◆授業の概要(テーマ)◆
前半は現代社会と社会福祉の関係性理解や各国を含めた社会福祉の歴史的発展過程、社会保障制度、社会福祉の各機関と専門資格について学習します。後半は社会福祉の各分野の実情を把握するため演習や視聴覚教材などを活用した学習をします。
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◆授業計画と授業内容◆
1. | オリエンテーション/社会福祉とは何か |
2. | 私たちを取り巻く社会問題と社会福祉 |
3. | 社会福祉の歴史①(イギリスとアメリカの社会福祉法制度の歴史的発展過程を知ろう) |
4. | 社会福祉の歴史②(日本の社会福祉法制度の歴史的発展過程と現状を知ろう) |
5. | 社会福祉に関係する法律について |
6. | 社会福祉の機関・施設・専門資格について |
7. | 社会保障制度について(年金・医療保険) |
8. | 中間試験/利用者保護制度について |
9. | 社会福祉の各分野①(公的扶助:生活保護って何) |
10. | 社会福祉の各分野②(児童福祉:子どもの貧困とは) |
11. | 社会福祉の各分野③(家庭福祉:結婚と子育てについて) |
12. | 社会福祉の各分野④(老人福祉:介護について) |
13. | 社会福祉の各分野⑤(障害者福祉:障害者の就学と就労) |
14. | 社会福祉の各分野⑥(地域福祉:孤立しないまちづくりについて) |
15. | まとめ |
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準備学習のアドバイス |
新聞やニュースなどを見て、常に世の中の動きに関心を向けてください。特に児童虐待、いじめ、学力格差、引きこもり、雇用、ホームレス、高齢者介護、孤独死、無縁社会等、社会福祉に関連する問題を中心に関心を向けてください。そして感想ではなく自分なりの意見を持ったり、疑問を抱えていてください。 |
成績評価方法と評価基準 |
1.定期試験(30%):定期試験の結果 2.中間試験(20%):確認のための試験結果 3.レポート課題(合計50%):授業の重要な個所での課題 |
テキスト |
福祉小六法編集委員会編「福祉小六法」みらい |
連絡先(メールアドレス) |
makino@shiraume.ac.jp |