◆授業科目の目的◆
この講義では、保育についての基礎的理解の上に、保育所の保育を体系的に理解し、地域の子育て支援や多様な保育ニーズへの対応、家庭、地域との連携など保育をめぐる時代的課題について学ぶことを目的とする。
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◆授業科目の到達目標◆
保育の概念を理解する。保育所の制度について理解する。 保育の歴史について知る。 保育所の保育内容について理解する。 保育所をめぐる時代的課題について理解し、今後のあり方を考えられるようになる。
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◆授業の概要(テーマ)◆
保育概念の理解の上に、保育の場である保育所の制度について理解する。そうした今日の保育を形成した保育の歴史についても知り、後半は保育所保育指針に基づき、保育の内容・方法について学ぶ。現代社会において保育所の役割が以前に増して拡大したことと、その中で保育士の任務について学ぶ。
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◆授業計画と授業内容◆
1. | 保育とは、子どもとは、子どもにとって保育とはなにか |
2. | 保育の場 |
3. | 児童福祉法と保育所制度 |
4. | 諸外国の保育の歴史 |
5. | 日本の保育の歴史 |
6. | 保育所保育の原理 |
7. | 保育所保育の内容 |
8. | 保育所保育の計画 |
9. | 発達過程に応じた保育と指導計画――3歳未満児 |
10. | 発達過程に応じた保育と指導計画――3歳以上児 |
11. | 保育所における健康・安全 |
12. | 多様な保育ニーズへの対応 |
13. | 保育所と地域子育て支援 |
14. | 保育士の資質と任務 |
15. | まとめ |
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準備学習のアドバイス |
15回の授業で、保育についての全般的理解を求められます。したがって、テキストを中心に、事前・事後学習を充分にしてください。特に保育所保育指針については、各自が読み込み。疑問点など積極的に出して下さい。 |
成績評価方法と評価基準 |
小レポート60%、期末テスト40% |
テキスト |
「最新保育資料集(2012)」(ミネルヴァ書房) |