◆授業科目の目的◆
歴史的にものを見る、考えるといったことは、難しいことではなく、私たちが日常的に行っていることです。過去の事実を知り、その歴史過程から現代的な意義を見いだす、その歴史学の手法によって、日本の近現代史を題材に検証を進め、今の私たちの社会の在り方とどのように結びついているか考えます。
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◆授業科目の到達目標◆
歴史学の方法について理解を深め、また実際に日本の近代化過程の特徴、その帰結としての15年戦争への歴史過程を把握し、そのことが現代の私たちにとってどのような意味を持っているか考察を加えます。
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◆授業の概要(テーマ)◆
以下のようなテーマで進めますが、できるだけビジュアルな資料を用い、時代のイメージを感じてもらいながら、大きく歴史の流れをつかんで欲しいと思います。
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◆授業計画と授業内容◆
1. | 入門歴史学 |
2. | そもそも歴史(学)とは? |
3. | 歴史(学)の歴史 |
4. | 年代を覚えない歴史 |
5. | 歴史学の真髄―科学的実証主義 |
6. | 史料批判と時代区分 |
7. | 歴史のダイナミズム |
8. | 歴史における移行期 |
9. | 変革の契機とその担い手 |
10. | 近代日本の出発点 |
11. | 近代化過程の特徴 |
12. | 確立期近代日本の姿 |
13. | アジアへの膨張 |
14. | 15年戦争への道程 |
15. | まとめ―歴史と現代 |
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準備学習のアドバイス |
参考文献はそのつど紹介します。また、授業で用いる資史料はプリントで配布しますので、事前・事後に目を通しておいて下さい。 |
成績評価方法と評価基準 |
中間のまとまりでレポートを課します。また、学期末にまとめのレポートを課し、それらを総合して評価します。歴史的なものの見方について理解が深まり、そのことによって日本の近現代の歴史過程を意味づけて考えることができているかを基準に評価します。 |
連絡先(メールアドレス) |
hiraga@shiraume.ac.jp |