白梅学園 授業概要(シラバス)2012
サブタイトル 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 子どもまちづくり論 山路 憲夫・齋藤 啓子 前期 講義
◆授業科目の目的◆
少子高齢社会に突入した日本にとって、子育て支援の拡充が急がれる。とりわけ地域で、子育て支援のまちづくりを進めることは、コミュニティの再生にもつながる。生活全般を包括的に支える地域の中で、子どもがどのように過ごしているのか、または子どもはどのように地域での出来事に参加しまちづくりへの参画が果たされるのか、子どもの権利はどのように実現されるのかについて考える。
◆授業科目の到達目標◆
子育て支援の現状と課題を学び、さらに具体的な事例から子育て支援ためのまちづくりの方策を専門職として考え、実践につなげられるようにする。子どもの権利条約とその策定の歴史などを知る。
子ども条例などの事例を知る。
まちの中での子どもの現状を知る。
子どもの視点からまちづくりを考察できるようになる>

◆授業の概要(テーマ)◆
子育て支援の歴史と現状、日本と外国のこどものための街づくりの実践例を学び、コミュニティの再生を考え、学ぶ。(前半は山路)後半の授業では、まずはじめに、自分が子どもの頃の遊び場を振り返ることから、学校や公共施設をはじめとして子どもがどのように地域の施設や関係者と関わってきたのか、その仕組みはどのようにつくられていたのかを発見する。次に子どもが関わったまちづくりの様々な事例を研究し、まちづくりに子どもの視点が大切な理由や目的を学習する。最後に、地域福祉の実現のための「子どもの参画」についてを考える。(後半は齋藤)
◆授業計画と授業内容◆
1.子育て支援、子どもまちづくりがなぜ必要なのか。
2.子育て支援、まちづくりの国際比較
3.国内外の働き方から見る子育て紫雲の違い
4.日本の子育て支援策の経過
5.子育て支援の現状と課題
6.東村山市にみる子育て支援の課題
7.次世代育成支援対策推進法に基づく地域の子育て支援
8.子育て支援、こどもまちづくりに今、今何が必要か
9.自分の子どもの頃の遊び場マップづくり
10.遊びの要素と場所の関係の分析
11.三世代の子どもの遊び場マップ・図鑑
12.事例研究:自分たちの場所をつくる(学校・広場・公共施設・コモンスペース)
13.子どもの参加と参画①まちづくりへの子どもの参加の大切さと進め方
14.子どもの参加と参画②まちづくりへの子どもの参加の手法事例
15.まとめ 子どもの参加を実現する社会への提案

準備学習のアドバイス 地域の子育て支援、子どものための街づくりの事例を新聞、テレビなどのメディアや紹介本を探す。同時に自分の住むまちの子育て支援の現状と課題も調べたい。
成績評価方法と評価基準 レポートと授業の参加度。
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