◆授業科目の目的◆
この授業では、卒業後保育現場に出る前の締めくくりとして、短大2年間で学ぶ授業科目と、保育・教育実習で得られる「人間尊重の理解とその実践」に関する知識・技能との統合を図る学習を行う。保育者としての責任と使命感をもち、確かな実践的指導力を有する保育者として主体的に活動するためには何が必要となるのか、各自の課題を整理し、それぞれに応じた準備・学習を行う。
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◆授業科目の到達目標◆
保育に関する科目横断的な学習能力を習得する。 保育に関する現代的課題についての現状分析、考察、検討を行う。 問題解決のための対応、判断方法等について学びを深める。 履修状況を踏まえ、自らの学びを振り返り、保育者として必要な知識・技能を習得したことを確認する。
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◆授業の概要(テーマ)◆
この授業では、子どもの音楽表現に関する分析、考察、検討を行うとともに、その課題について、子どもを援助するための技術、方法等について学修する。さらに、問題を発見し、その問題を解決する過程や解決内容について再検討する手法を取得する。具体的にはディスカッション形式による学習を中心とし、模擬保育を行ったり、相互に学び合う場を設定したりする等を通して、幅広い実践力の向上を目指す。
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◆授業計画と授業内容◆
1. | 保育・教職実践演習のねらい |
2. | 保育者としての自己課題の設定 |
3. | 子ども理解 |
4. | 保育者の職務理解 |
5. | 保育者の対人関係能力の向上 |
6. | 音楽表現を主体とした保育内容の理解 |
7. | 音楽表現を主体とした保育の計画の理解 |
8. | 音楽表現を主体とした保育の実践的理解 |
9. | 音楽表現を主体とした指導計画の実践① |
10. | 音楽表現を主体とした指導計画の実践② |
11. | 音楽表現を主体とした指導計画の実践③ |
12. | 専門的力量に関するまとめ① |
13. | 専門的力量に関するまとめ② |
14. | 専門的力量に関するまとめ③ |
15. | 総括 |
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準備学習のアドバイス |
事前学習では、保育・教育実習で得られた知識・技能とを結びつけながらこれまでの履修状況を確認し、自らの学びを振り返っておく。 事後学習では、この授業で経験したことを卒業後の保育・教育実践に活かす。 |
成績評価方法と評価基準 |
討論への参加状況、まとめの内容等を総合的に評価する。 |
テキスト |
履修カルテ、『幼稚園教育要領解説』(文部科学省、フレーベル館、2008年)『保育所保育指針解説書』(厚生労働省、フレーベル館、2008年) |
連絡先(メールアドレス) |
E210研究室 suzukis@shiraume.ac.jp |