白梅学園 授業概要(シラバス)2012
サブタイトル 「障害のある子どもの理解と保育」 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 障害児保育II 中村 和子 後期 演習
◆授業科目の目的◆
特別支援教育が全国で本格的にスタートして6年目に入った今、個々の子どもの障害の理解や支援について、保育者として十分に学び、現場で対応できなければならない。
授業では、「障害児保育Ⅰ」の学びをふまえ、障害のある子どもの特性から保育の計画を作成し現場での対応や支援を学ぶ。
さらに保護者や関連機関との連携などについて学ぶ。具体的な内容を取り上げながら、実践にいかせるよう理解を深める。

◆授業科目の到達目標◆
・障害児保育の対象となる肢体不自由、ダウン症、自閉症、発達障害などの子どもたちの特性に応じた、保育の計画の立て方について学び知識を得る。
・障害児の保育について具体例を通して実践的な理解を深める。
・保護者との連携や支援のあり方について考える。

◆授業の概要(テーマ)◆
この授業では「障害児保育Ⅰ」をふまえて、障害のある子どもたちへの保育現場での対応や支援のあり方、また保育計画の作成など、具体的な指導方法や教材などにもふれながら、具体例を通して学ぶ。
さらに、障害のある子どもの保護者の状況を理解し、保護者との連携の仕方や支援について考えていく。

◆授業計画と授業内容◆
1.オリエンテーション  特別支援学校教育と障害児保育
2.保育計画の作成(1) (保育計画の意義と内容)
3.保育計画の作成(2) (実態把握と目標設定)
4.保育計画の作成(3) (指導計画の作成と実施)
5.保育計画の作成(4) (評価と修正)
6.保育現場での対応と支援(1)(環境設定の工夫)
7.保育現場での対応と支援(2)(実態把握とアセスメント)
8.保育現場での対応と支援(3)(指導方法の工夫)
9.保育現場での対応と支援(4)(集団と個別の関わり)
10.指導計画と個別の支援計画
11.保護者との連携と支援(1)(保護者のニーズ)
12.保護者との連携と支援(2)(支援をつなぐために)
13.関連機関との連携(ネットワークの意義)
14.障害児保育と就学
15.復習とまとめ

準備学習のアドバイス 事前学習では、教科書にある、授業内容と関連する箇所をよみ、「研究課題」のところを調べたり、考えをまとめておく。
事前学習では、授業内容の箇所のキーワードをまとめ整理しておく。
また、授業に関連した内容の新聞記事を読んだり、ニュースにふれ、自分の意見をまとめておく。
成績評価方法と評価基準 各授業への参加の態度や意欲を重視したい。また、各単元毎、課題を出し、レポート形式で提出を求めることもある。専門的な用語、内容や基礎的知識の理解を評価するために最後にまとめのテストを実施する。各々の全体における割合は以下のようである。
授業への参加、貢献度50%、課題提出30%、まとめのテスト20%
テキスト 「障害児保育」(新保育 ライブラリ)㈱北大路書房 編著 渡部信一 本郷一夫 無藤隆
「イラストでわかる!気になる子どもへの支援」㈱教育出版社 著者 伊藤友彦 小笠原恵 濱田豊彦 林安紀子
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