白梅学園授業概要　【吉川　研二】

◆授業科目の目的◆
身近な自然を直接体験することにより、野外活動の方法や技術を学ぶ。また自然を相手とした活動における諸事象を理解し、それらへの対応について学ぶ。幼児教育の場として、自然とどのように関わるべきか、またどう利用すべきかを考える。

◆授業科目の到達目標◆
子ども達の生活や屋外活動の場として、自然環境をどのように活用すべきかを自ら考える。
子どもとともに自然の中で楽しむ遊びの方法を知り、その活動の際に注意すべき事柄を学ぶ。
保育における自然環境の大切さを正しく理解する。

◆授業の概要（テーマ）◆
この講義では、自然環境に関する理解を持った保育者となるために、自然環境を直接体験する（野外実習を行う）。
野外実習での体験をもとに、自然を子どもの活動にどのように取り入れるべきかを学び、自らも活用の方法を考える。

◆授業計画と授業内容◆

１.	（講義）この授業の目的　　自然の見方・とらえ方　自然に触れることの意義　　環境教育の視点
２.	（講義）自然観察の方法　　動植物の採集法　　デジタル写真の撮り方
３.	（野外実習）身近な自然観察の体験　〈休日の１日を実習日として、演習講義の３回分を行います〉
４.	（野外実習）身近な自然観察の体験　　動植物の採集と観察
５.	（野外実習）身近な自然観察の体験　　人の生活と共存する自然の観察
６.	（講義）野外活動の方法　　野外活動の技術　　地図の見方
７.	（講義）子どもの活動と自然体験　　動植物とのつきあい方　　秋の里山の小動物
８.	（講義）子どものための野遊び空間を考える　　豊富な自然体験ができる環境を考える　自然環境とビオトープ
９.	（講義）子どものための野遊び空間を考える　　四季を生かした生活空間自然の保全と創造
10.	（演習）秋の草木とその利用　　　　お散歩マップ
11.	（演習）『自然遊び図鑑』の作成①
12.	（演習）『自然遊び図鑑』の作成②
13.	（演習）『自然遊び図鑑』の作成③
14.	（演習）『自然遊び図鑑』の作成④
15.	（演習）『自然遊び図鑑』の作成⑤

準備学習のアドバイス

野外実習や演習で学んだ事柄を日常の生活の中でも気にとめて、周囲の自然に目を向けてみましょう。

成績評価方法と評価基準

野外実習・室内演習の成果、宿題の結果を総合して行う。

テキスト	『小さな自然観察』　平凡社

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