白梅学園授業概要　【水野　恵子】

◆授業科目の目的◆
１．保育者の役割、あるべき姿について学び、自分がめざす保育（保育者像）について描ける。
２．保育士の置かれている現状（制度、保育所・幼稚園現場）を知り、専門性について学ぶ。
３．現代における保育の課題へ関心をもち、仲間とともに保育者として成長を続ける意味を考える。

◆授業科目の到達目標◆
１．保育の場や保育者に関する専門的知識を修得し、専門的資質を身につける。
２．子どもの育ち、親たちの状況、地域社会の実態を知り、保育者に求められる基本的課題を理解する。
３．さまざまな保育実践や保育者の姿に関心を広げ、みずからの保育（保育者）像を展望できていく。

◆授業の概要（テーマ）◆
１．保育者の専門性への基本的理解と、自分がめざす保育者像をもてるようにする。
２．授業方法としては、教科書、新聞記事などの関連資料による講義をおこなう。
　　内容に関するＶＴＲを視聴し、問題を論議し、共有化していく。

◆授業計画と授業内容◆

１.	ガイダンス、「保育者になる」ということ
２.	保育者の仕事、役割（保育所）
３.	保育者の仕事、役割（幼稚園）（施設）
４.	保育者の仕事、役割（子育て支援センター、認定こども園）
５.	保育者に求められる資質（１）子どもの思い、育ちを理解すること
６.	保育者に求められる資質（２）保育者自身が、心や体を動かすこと
７.	保育者に求められる資質（３）文化、自然、歴史への広い視野をもつこと
８.	社会の変化と保育者の課題（１）保育者と家庭との信頼関係をつくるとは
９.	社会の変化と保育者の課題（２）職員集団の一員としての自分
10.	社会の変化と保育者の課題（３）学び成長し続ける保育者をめざす
11.	保育者の専門性を考える（１）保育士の置かれた制度上の位置への理解
12.	保育者の専門性を考える（２）職務内容、研修、権利への基本的理解
13.	さまざまな保育実践と自分がめざす保育（保育者）（１）
14.	さまざまな保育実践と自分がめざす保育（保育者）（２）
15.	保育者へのメッセージ（まとめ）

準備学習のアドバイス

日常的に、保育・幼児教育関係の新聞記事、報道番組に接していくこと。
レポート課題を早めに伝えるので、時間を十分かけて取り組むこと。

成績評価方法と評価基準

ミニレポート、レポート課題、出席状況により総合的に評価する。

テキスト	汐見稔幸・大豆生田啓友編「保育者論」ミネルヴァ書房、2010年　を購入すること。

連絡先（メールアドレス）

mizuno@jwcpe.ac.jp