白梅学園 授業概要(シラバス)2012
サブタイトル 担当者 開講時間 授業形態 単位数
授業科目名 子どもの食と栄養I 坂本 めぐみ 後期 演習
◆授業科目の目的◆
子どもの栄養は生涯の健康の礎となり、食の体験は食生活や食習慣の基礎をなすものです。特に保育所
に通う子どもは1年間に約200 ~ 250 回もの食事を、保育所のお友達や先生と一緒に食べる機会があります。一人ひとりの健康や発育・発達を考えながら、“ 楽しく・おいしい食の体験” を大切に出来る保育士としての基礎的な思考力と実践力を養います。

◆授業科目の到達目標◆
1)栄養、食生活の基礎知識について理解する
2)子ども各期の栄養と食生活について理解する  ①妊娠期(胎児期) ②新生児期  ③乳児期 3)保育士としての食の援助の役割について理解する
4)子どもの食の課題を理解する

◆授業の概要(テーマ)◆
子どもの栄養と食生活の重要性、保育における子どもの食生活および心の健康について理解し、食生活の望ましいあり方と生活全般との関連性について理解します。本科目は2年次開講の「子どもの食と栄養Ⅱ」と併せて栄養と食生活の基礎知識を踏まえながら、子どもの発育と発達の特徴を踏まえた栄養と食のあり方を理解し、保育所における望ましい食のあり方について理解を深めます。
◆授業計画と授業内容◆
1.子どもの栄養の概要、栄養の基礎知識
2.子どもの発育・発達と栄養・食生活
3.健康な生活と食生活の意義
4.栄養・食生活の基礎知識①食事摂取基準、食事バランスガイド、食品群
5.食や食生活に関する健康教育①
6.栄養・食生活の基礎知識②食中毒や経口感染の現状と予防策、食の安全性への配慮
7.食や食生活に関する健康教育②
8.妊娠期(胎児期)産褥期の栄養と食生活
9.新生児期・乳児期の栄養と食生活 (1)母乳栄養と母乳育児への援助
10.新生児期・乳児期の栄養と食生活 (2)人工栄養、育児用調製粉乳の栄養と養育者への援助
11.新生児期・乳児期の栄養と食生活 (3)離乳期の栄養と養育者への援助
12.妊娠期、新生児期の食教育の実際
13.新生児期・乳児期・幼児期の食生活の実際①(調理実習)
14.新生児期・乳児期・幼児期の食生活の実際②(調理実習)
15.授業のまとめ

準備学習のアドバイス 1)講義中は私語、携帯電話の使用、講義とは関係ない事をしないことを守りましょう。2)正当な理由がない限り、欠席・遅刻・早退をしないようにしましょう。3)課題・レポートの提出期限は厳守とし、期限の過ぎたレポートは減点となりますので注意しましょう。4)調理実習はエプロン、上履き、三角巾、手拭きが必要です。身支度を整え参加してください。講義開始前に必ずテキストを購入し授業に参加して下さい。すぐ使います。
成績評価方法と評価基準 試験 50%、 提出課題 20%、授業態度・出席30%
テキスト 新版 子どもの食生活 -栄養・食育・保育(ななみ書房)
連絡先(メールアドレス) 教務課を通じて連絡してください。
関連科目 子どもの食と栄養Ⅱ(2年次)