◆授業科目の目的◆
社会におけるもっとも基本的な人間関係である「家族」について、社会学の視点から明らかにする。とくにこの授業では、親・子・きょうだい・祖父母そして地域との関係性について知ることで、現代の多様な家族のあり方や制度・政策を理解することで、保育の現場において活かせる視点を身につける。
|
◆授業科目の到達目標◆
家族社会学およびライフコース論の基礎的知識・理論を学ぶことで、現代の家族の多様な形を読み解くことができる視点を修得する。また、調査結果や文献を通して昔と今の家族の変化を見ることで“あたりまえ”と考えてきた家族の形成について理解する。
|
◆授業の概要(テーマ)◆
この授業では、配付資料や視聴覚資料を通してリアルな家族の現状をより深く理解する。授業中には発言や意見表現の機会を適宜設けるので、受け身な態度でなく、自分自身で考えながら授業に臨むことが求められる。
|
◆授業計画と授業内容◆
1. | 家族とは何か(1) |
2. | 家族とは何か(2) |
3. | 結婚と家族の歴史 (1) |
4. | 結婚と家族の歴史 (2) |
5. | 現在家族における夫婦関係 (1) |
6. | 現在家族における夫婦関係 (2) |
7. | 現在家族における世代間関係 |
8. | 現在社会における家族 (1) |
9. | 現在社会における家族 (2) |
10. | 多様な家族 (1) |
11. | 多様な家族 (2) |
12. | 多様な家族 (3) |
13. | 高齢期の家族関係 |
14. | 結婚と離婚の動向 |
15. | 世代間交流 |
|
準備学習のアドバイス |
友人との会話、ドラマや映画の中に出てくる「家族」を意識して見て欲しい。これまで“あたりまえ”と考えてきた「家族」を、客観的に見直すことで自分自身の“家族観”を修得すると同時に、社会と家族の関係を読み解くことが出来る。 |
成績評価方法と評価基準 |
授業への参加度、期末試験、小テスト、提出物などで総合的に評価する。 |