◆授業科目の目的◆
施設実習Ⅰを通して学んだことをこの実習では確認し深めていくことが重要である。実習Ⅰとは異なる施設で、保育士の働き方、子どもとのかかわり方や関係の持ち方、子ども理解を体験し、保育士として働くことの意義、子どもの最善の利益を保障の取り組みを体得し、施設職員を志すことに結びつくものとしての学びを目的としている。
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◆授業科目の到達目標◆
施設の機能と社会的な役割を理解する。 施設の設備や生活の形態、一日の流れを理解する。 施設の子どもの背景の理解と子ども援助の実際を理解する。 保育士の働き方と職員のチームワークについて理解する
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◆授業の概要(テーマ)◆
12日間の施設での実習を通して、子どもや施設職員とともに生活することにより施設の現状を観察し、施設、子ども、保育士、その他の専門職について体験を通して学ぶ。施設の現場の指導者と実習計画、実施、反省を適時行い実施する
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◆授業計画と授業内容◆
1. | 実習施設についての理解、一日の流れの理解 |
2. | 安定した日常生活を送るための援助とその意義についての理解 |
3. | 子どもの観察の方法と援助計画の実際についての理解 |
4. | 子どもへの直接のかかわりと子どもの内面や背景の理解 |
5. | 施設の運営、生活費についての理解 |
6. | 保育士の仕事、職員間のチームワークや働き方についての理解 |
7. | 子どもの援助や生活援助の一部を担当し、援助技術や方法を習得 |
8. | 子どもの最善の利益と施設の生活の現状を検討する |
9. | 施設が行う地域の子育て支援についての理解 |
10. | 施設の子どもの親への援助の実際についての理解 |
11. | 児童相談所をはじめとする関係機関との連携についての理解 |
12. | 24時間の生活で丸ごと子どもを養護するために必要な危機管理についての理解 |
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準備学習のアドバイス |
事前学習は、教科書を読むこと、実習Ⅰの体験から自分の目的を考えておくこと。その上で分からないことは担当教員に質問すること、また、施設の事前のオリエンテーションに参加すること。事後は施設でのボランティア活動などがお勧めです。 |
成績評価方法と評価基準 |
すべての授業への出席、課題の提出、実習日誌の記載、実習の態度、実習先施設の評価等を総合して成績評価を行う。 |
テキスト |
「保育ライブラリー施設実習」民秋 言他監修、 中山正雄他編著 北大路書房 |
連絡先(メールアドレス) |
masao@shiraume.ac.jp |