◆授業科目の目的◆
幼児及び児童の援助・指導を担う教師のあり方を総合的に探究する。特に、子どもの「学び」を促すために必要な教職の意義や教員の役割、研修・職務内容、進路選択に資する機会の提供等について、学校改善に向けたカリキュラム・マネージメントという視点から、園長・校長(副校長)や幼小連携の研究また第三者評価の経験などをもとに、管理職のあり方を含めて検討する。
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◆授業科目の到達目標◆
○子どもの「学び」を促すために必要な教師の資質・能力を理解することができる。 ○学校改善に向けたカリキュラム・マネ-ジメントの組織・運営の仕方を理解することができる。 ○教職における教科経営の方法を、国語科をはじめ学習指導一般の事例を通して理解することができる。
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◆授業の概要(テーマ)◆
○教師の資質向上に向けた園及び学校経営の現状と課題の分析、数値目標の設定とその実現、目標管理と進行管理、関係者及び第三者評価を活かした経営の改善などについて究明する。 ○幼稚園・小学校内における研究組織の現状と課題の現状と課題の分析、「学びの集団づくり」の基本的要件とそのマネージメントの在り方、授業運営、学級経営の在り方などについて究明する。
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◆授業計画と授業内容◆
1. | 子どもの学びを促進するための諸条件の整備(総説) |
2. | 学習指導を中核に据えた学校経営基本方針の設定、及びその目標管理と進行管理 |
3. | 校内(園内)の指導組織の確立と組織目標の設定とその管理 |
4. | キャリア教育を基点に据えた子どもの学びの目標設定 |
5. | 学年経営・学級経営を通した学びの集団づくりの方法 |
6. | 校内(園内)における諸会議の精選とその効率化 |
7. | 教員の服務・研修等を踏まえた第三者評価に基づく経営の改善 |
8. | 幼稚園・小学校における研究組織の現状と課題 |
9. | 継続的な実践研究を可能にする研究組織の構築 |
10. | 保育実践研究(幼稚園)授業実践研究(小学校) |
11. | 保育実践研究(幼稚園) |
12. | 学びの適時性と連続性を考えた幼・小連携カリキュラムの研究 |
13. | 「互恵的学び」の基礎的要件とそのマネージメントの在り方 |
14. | 自ら学ぶ子を育てる授業(保育)の展開 |
15. | 子どもの学びの評価と教師の研究に対する評価 |
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準備学習のアドバイス |
幼保及び小学校の経営的な視点に立って課題ごとに研究協議を中心に進めるので、参考資料の提示の際には事前に目を通しておくこと。 |
成績評価方法と評価基準 |
出席点、平常点、レポート等をもって評価する。なお、平常点は、意見発表、グループ討議、レポートの内容を加味する。 |
テキスト |
○担当者作成によるプリント類、掲示資料等 ○「小学校学習指導要領解説 総則編」(文部科学省東京書籍) ○授業研究入門(稲垣忠彦・佐藤学、岩波書店) ○その他は別に担当者が用意する。 |
連絡先(メールアドレス) |
自宅 murakosi@silver.plapa.or.jp |