◆授業科目の目的◆
臨床発達心理学に関するこれまでの研究成果(家族、子どもの発達や不適応の問題と支援)について方法論的、実践的な視点から検討を行い理解を深め、さらに事例検討も行うなかで、支援方法の討議などを通じて実践的な視点を身に着けることを目的とする。また、コースワークとして、受講生の関心や問題意識に応じた臨床発達心理学の研究動向についてレビュー論文を作成する。
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◆授業科目の到達目標◆
臨床発達心理学の研究の進め方を理解する。特に、家族や子どもの不適応に関する先行研究に精通する。 研究で得られた知見を踏まえて、実践的な視点につなげられるようにする。
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◆授業の概要(テーマ)◆
1~7回は福丸が担当し、主に家族の関係性や子育て支援、ワークライフ・バランスといった家族を取り巻くテーマを中心に福丸が担当する。8~14回は小保方が担当し、子どもの発達や不適応行動(非行など)をめぐる問題を中心に小保方が担当する。第15回目は福丸・小保方の双方の担当により全体のまとめを行う。また、毎回の授業では参加者は指示されたあるいは自主的な勉学や調査の成果を持ち寄ることが求められる。
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◆授業計画と授業内容◆
1. | オリエンテーション:参加者の関心に応じて、文献を検討し、当該分野の研究を講義する |
2. | 研究主題に沿った研究レビューの計画をたてる |
3. | 文献講読1回目 |
4. | 文献講読2回目 |
5. | 文献講読3回目 |
6. | 文献講読4回目 |
7. | 文献のまとめと位置づけに関する全体的討議。事例検討と支援の仕方に関する討論 |
8. | 参加者の関心に応じて、文献を検討し、当該分野の研究を講義する |
9. | 研究方法に関して、担当教員が講義し、ハンドブックなどを紹介する |
10. | 文献講読の5回目 |
11. | 文献講読の6回目 |
12. | 文献講読の7回目 |
13. | 文献講読の8回目 |
14. | 事例検討と先行研究を踏まえた支援方法についての討議 |
15. | これまでの文献講読と議論を通じたまとめ |
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準備学習のアドバイス |
毎回の授業では参加者は指示されたあるいは自主的な勉学や調査の成果を持ち寄ることが求められるため、特に事前学習は積極的に行うこと。 |
成績評価方法と評価基準 |
毎回の出席状況と発表や質疑への積極的な参加態度、及び最終レポート(レビュー論文)を総合的に評価する。 |