◆授業科目の目的◆
子ども学を巡る研究領域を把握するとともに、歴史的な手法による子ども学研究について学会等の動向から情報収集し、学会論文等を素材として読み合わせ・討論することにより、修論執筆の素地を作る。 歴史研究の方法論の修得をめざし、自己の研究を具体的にプロット化・検討を重ねることにより、2年目の研究計画を立て、史料収集をする。
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◆授業科目の到達目標◆
・子ども学とは何かについて得られた情報をもとに自分なりに整理する。 ・学びを自己の修士論文作成につなげて考える方法を修得する。 ・研究を進める上での方法論について学びながら自己の研究を具体的にプロット化する。 ・プロットを検討しながら、修士論文作成の計画を立てる。
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◆授業の概要(テーマ)◆
子ども学をめぐる研究領域を概観し、その学際的な性格を学ぶ。子ども観の国内外における変遷をたどることで、子どもを観る視点を広げる。文献や学会の年報などにより、歴史的手法による研究の進め方を学び、自己の関心に基づいた修士論文のプロットを作成する。そのプロットの検討を重ねながら、自己の研究計画を立て、論文作成の助走をめざす。
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◆授業計画と授業内容◆
1. | 子ども学をめぐる領域について | 16. | 後期の研究計画について |
2. | 子ども学に迫る~文献・資料の収集と検討~① | 17. | 研究計画に基づいた論文作成と個人指導① |
3. | 子ども学に迫る~文献・資料の収集と検討~② | 18. | 研究計画に基づいた論文作成と個人指導② |
4. | 子ども学に迫る~文献・資料の収集と検討~③ | 19. | 研究計画に基づいた論文作成と個人指導③ |
5. | 子ども観の変遷~西欧~① | 20. | 研究計画に基づいた論文作成と個人指導④ |
6. | 子ども観の変遷~西欧~② | 21. | 研究の進捗状況の報告(全体)と検討 |
7. | 子ども観の変遷~日本~① | 22. | 研究計画に基づいた論文作成と個人指導⑤ |
8. | 子ども観の変遷~日本~② | 23. | 研究計画に基づいた論文作成と個人指導⑥ |
9. | 学会の研究論文による執筆方法(構成)の検討① | 24. | 研究計画に基づいた論文作成と個人指導⑦ |
10. | 学会の研究論文による史料収集の検討② | 25. | 学会参加と学びの共有・討論 |
11. | 学会の研究論文による論理的思考の検討③ | 26. | 自己の研究のまとめと見通しについて |
12. | 子ども学へのアプローチ方法の検討 | 27. | 学会発表にむけての準備① |
13. | 歴史研究の手法について | 28. | 学会発表にむけての準備② |
14. | 子ども学研究にむけてプロットの作成と検討 | 29. | 学会発表にむけての準備③ |
15. | 自己のプロット作成に伴う資料収集の計画作成 | 30. | 年間のまとめと来年度に向けての研究計画 |
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準備学習のアドバイス |
自己の関心を研究としてテーマ化することをイメージし、情報収集をしておく。 子どもについての学問に関心を持ち、アンテナを張る。 学びを自己の修士論文作成につなげて考える方法を修得する。 |
成績評価方法と評価基準 |
中間・最終課題に対する主体的取り組みの姿勢、討論への参加度等を総合的に判断する。 |