◆授業科目の目的◆
社会福祉の実践は、従来の枠組みとしては、国家が、高齢者、障害者、児童や低所得者などの対象別に福祉行財政を行ってきました。 しかしながら地方分権により、大きく福祉の流れが変化しています。この授業の目的として、計画を支える財政論や実際の福祉計画へのかかわり方などを学習していきます。
|
◆授業科目の到達目標◆
福祉計画の具体的な内容を理解する。 福祉計画と国や地方自治体の財源構成やかかわり方について理解する。 福祉計画への専門職としての具体的なかかわり方について理解する。
|
◆授業の概要(テーマ)◆
今まで策定された福祉計画が、対象別に作られており、その相互関係が明らかになっていませんでした。また、社会福祉法が改正され、これらの関連についてそれぞれの地方自治体が地域福祉計画を策定することが規定され、地域住民が策定の主体となることとされた。この計画策定に際し、地方自治体がその財源も含め独自の計画を作ることになった。これらの関係について明らかにし、理解していきます。
|
◆授業計画と授業内容◆
1. | はじめに、なぜ福祉計画か |
2. | 福祉と制度 |
3. | 法制度の展開 |
4. | 福祉計画の概要 |
5. | 福祉行政と組織 |
6. | 社会福祉基礎構造、まとめ |
7. | 財政と社会福祉 |
8. | 国家財政と地方財政 |
9. | 社会福祉基礎構造改革、まとめ |
10. | 措置と契約、関係諸機関 |
11. | 福祉計画の目的と意義 |
12. | 福祉計画の理論と方法と評価 |
13. | 福祉計画と住民参加 |
14. | 各福祉計画と地域福祉計画 |
15. | 今後の計画のあり方、総まとめ |
|
準備学習のアドバイス |
事前学習は、授業計画に沿って必要と思われる内容について学習し、特に行財政の専門用語などについて調べておく必要がある。 |
テキスト |
中央法規出版「福祉行政と福祉計画」社会福祉士養成講座編集委員会 |
連絡先(メールアドレス) |
shinichi4-11@jcom.home.ne.jp |